【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

70話　成仏してください ページ36

「！？....なんだこの匂い、甘い匂いだ！善逸、なんだと思う？｣

「そりゃ近くにお菓子売ってるからね｣


「うおぉぉなんだあのふわふわ！うまそうだぞ！｣

「綿菓子だよ知らねえのかよ....｣


「......！.....｣

『カナヲちゃん！待って勝手に動くと迷子になっちゃうから！！』






はいこちらA。現在放課後に皆でお買い物に来ておりますよ。

いや、野生児達のせいで町に来た時点でてんやわんやだけどね。



なんか親近感あるなーって思ったら、そういえば初めて汽車見たときもこんな感じだった。
いやぁ懐かしいね！！またこんな気分を味わうことになるとは夢にも思わなかったよ！！！！(涙)



まあ、でも、そうか。伊之助も炭治郎もカナヲちゃんも大都市に慣れてないんだね！
よしよし、それなら今日は思い切り楽し.......おい待て伊之助私の首根っこ掴んで走りだそうとすんの止めろ！！！

それすごい首絞まってんだよ苦しいよ！！！(必死)





『はは、は......今日を無事に乗り切れる気がしねぇ』

「奇遇だね、俺もだよAちゃん｣

「マジであいつをどうにかしねぇと.....｣





そこで今日一番の苦労人であろう私達都会慣れてる組。もうため息何度目かわかんねぇわ(震え)



ちなみに、伊黒さんにはちゃんと許可取ったよ。さすがに何も言わずに出てくのはちょっとね.....まあ、すっごい嫌な顔されたけど。



すっっっっっっごい嫌な顔されたけど(強調)



でも宇髄センセーが「愛しのAちゃんがお出かけするのは寂しいでちゅね〜｣って言ったらすぐにOKしてくれた。

そのあと職員室から聞こえてきた汚い高音(宇髄ボォイス)は聞かなかったことにした。
宇髄センセー、お願いだから...............成仏してくださいね(合掌)




『ま、まあ！気を取り直してさあどこに行く！？カフェ？ゲーセン？どこでも行けるぞ！！』

「私、どこでも。Aと一緒だったら、どこでも楽しいもの｣

『はい可愛い〜とりあえずアクセサリーショップ直行ね』

「えなんで！？｣




善逸の驚いた声と、伊之助の「あくせさりーってなんだ！強えのか！｣っていう声は無視。




さあ、アクセサリーショップに行くぞ！！カナヲちゃんのために！！！(え)

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