82話 ページ23
どこも空いていなかったので
男バスの座っていたスペースを少しもらう
黒子「Aさん、ここ空いてますよ」
『ありがとう。黒子くんたちも見に来てたんだね』
黒子くんの右隣に座る
火神「青峰と黄瀬のところだろ?見ないわけがねぇよ」
『、、!!』
黒子くんを挟んで一個奥に座っていた火神
フイっと反射的に顔をそむけてしまう
火神「?体調でも悪いのか」
身体をよせて私の顔を覗きに来る
『な、何でもないから…!』
火神「ほんとかよ?熱でもあ…」
黒子「火神くん、重たいですどいてください」
火神「あ、わり」
ほっと、距離が離れ安堵のため息
何でだろうか
すごく意識してしまう自分がいる
『あ、そういえば女子は?』
黒子「さっき3Pが終わってこれから4Pです」
点差を見ると50−68
桐皇が勝っている
でも安心するにはまだ早い点数だ
けれども、桐皇はペースを乱されることなく
そのまま点差を離していった
しまいには萌音ちゃんを残り5分で温存
余裕の勝利であった
試合が終わり男子の入場
火神「チッ…あの野郎…」
大輝の姿を見つけるなり睨みつける火神
『何であんなに怒ってんの?』
黒子「多分ですけど、この前のIH予選で当たったとき
青峰君は遅刻してきたんです」
『ああ、それで…』
今日はちゃんといるから苛立ってるのか
てかお前スタメンだろ
なんで遅刻なんかしてんじゃないよ…
…まあ、そんなんでも試合には出れちゃうんだよね
こっちは遅刻も早退も欠席も忘れ物もせず
勉強も追試にならないよう毎日必死に生きているのに
たった1つの信頼を失っただけで
それを取り戻すには倍以上の時間を費やさなきゃいけない
そういう世界をアイツはあくびしながら
いとも簡単に覆してしまうんだな
才能ってやつに
私はまた嫉妬してしまう
だってそれは私にはないから
『理不尽だねぇ…』
まあ、これはもう
『しょうがな______』
黒子/火神「くないです/くねぇよ」
『……え?』
黒子「Aさんは何も間違ってませんよ」
火神「オレらがアイツに勝って
あのひん曲がった根性1から叩き直してやらぁ」
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あっぷるな(プロフ) - 月依さん» こんなこと言われたらドキドキしちゃうよ、、と思いつつ書いております(笑)ありがとうございます!(* > <) (2020年11月15日 23時) (レス) id: 22bcb21141 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるな(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!頑張ります(*^-^*) (2020年11月15日 23時) (レス) id: 22bcb21141 (このIDを非表示/違反報告)
月依(プロフ) - 青峰くん好きなのに他の人にもドキドキした。つらい…(語彙力)こんな時間まで読み込んでしまいました。こんな世の中ですが、更新頑張ってください_(┐「ε:)_ (2020年10月31日 3時) (レス) id: 3ab274a197 (このIDを非表示/違反報告)
M - 更新待ってます!!頑張ってください。大好きです(*´∀`*) (2020年10月27日 22時) (レス) id: 6ba727d14b (このIDを非表示/違反報告)
あっぷるな(プロフ) - のぞみさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると頑張れます、、!!(;_;) (2020年8月11日 20時) (レス) id: 22bcb21141 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっぷるな | 作成日時:2020年6月22日 12時