幼馴染のアタシ２【青峰大輝】

59話 ページ30

『う…そですよね…？
だって…灰崎さんがアタシなんかを…』


灰崎「オレの気持ち勝手に否定すんなよ」


『あ……』
















これじゃアタシ、大ちゃんと同じだ










灰崎「それに“アタシなんかを”っつーのやめろよな
オレが惚れた女を低く言うんじゃねぇよ」



『ほっ…！』










惚れたって…









灰崎「自分が思っている以上にイイとこあんだぜ？A」







わしゃわしゃとアタシの頭を撫でる


大ちゃんと同じ男の人の手






でも大ちゃんとは違う


温かさがある














『えと…その……』





灰崎「あー、答えはまだいーよ」





『え？』







灰崎「いつかオレの方に来たくなったら言え

今のはその宣戦布告っつーやつだ

んーま、ぜってぇ惚れさせてやるから

覚悟しとけよ」




『…はい』




灰崎「つか、悪かったな」



『？』



灰崎「嫌なもん見せちまって」



『灰崎さんは何も悪くないですよ』



灰崎「…なあ」



『はい？』



灰崎「その“灰崎さん”ってのやめねーか？」



『えっと…じゃあなんと呼べば』



灰崎「祥吾でいーよ」



















流石に呼び捨てはまずいよね…


















『じゃ、じゃあ…
































祥吾さん………？』

















灰崎「ｸｸｯ…悪くねーな(ﾆｯ)」

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