幼馴染のアタシ２【青峰大輝】

53話 ページ24

〜鳳side〜







祥吾くんがAちゃんをかばっていた








別に、もう私とは関係ないからいいんだけど








久し振りに優しい彼を見た気がする









青峰「鳳、歩けるか？」


鳳「あ、うん。ごめんね？」


青峰「何で謝るんだよ」


鳳「だって…」













大輝くん、本当は私なんかより



Aちゃんの所にいたいでしょ？









青峰「とりあえず保健室行くぞ」



鳳「うん」








お姫様抱っこは、もう終わりか…




もう少し…なんてね











ガラッ








保健室に行くと先生はいなかった









青峰「んだよ。いねーじゃねぇか」










鳳「大輝くん」









青峰「あん？」









鳳「私のこと好き？」

















何でこんなこと聞いたかわからない




ただ私は大輝くんの本心が知りたい




ハッキリさせて欲しかった














青峰「ああ」












そっぽ向いて呟くように言った彼


冷たく見えるけどその言葉を聞けて嬉しい












青峰「んじゃセンセー来るまで大人しく寝とけよ」



鳳「うん…………え？」



青峰「何だ？」



鳳「行っちゃうの？」



青峰「ここに残る理由もねぇからな」













何で＿＿＿＿＿＿









私がいるじゃない







それとも私じゃ







アナタを引き止める理由にはならないの？







せっかく手に入れたのに







アナタの心はまだ遠いところにあるのね
















鳳「いたっ…」



青峰「どうした」



鳳「目に何か入ったみたい」



青峰「見してみろ」












ねえ大輝くん





どうしたら私のことを見てくれるの


































ﾁｭｯ＿＿＿＿＿＿















青峰「！？」































ガラッ…

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