幼馴染のアタシ２【青峰大輝】

45話 ページ16

先輩「ふふ。まだまだ甘いわね」


叶美「くっ…」









誰もが終わりだと思った













み「A！！」



『！！』










根拠なんてなかったけど


みっちゃんに名前呼ばれた瞬間


行けると思ってしまった













ダッ！！！














「うっわ、あの子早っ！」


「ボールに追いつくか！？」










叶美「若宮ちゃん！！」













せっかく皆がここまで頑張ったんだ




たかが球技大会かもしれないけど




アタシは全力でボールに飛びついた














バシッ！！











相手の前まで回り込んで思いっきり跳んで


力いっぱいボールを弾いた














ピーーーーーーーーッ！！












終わりを告げるブザーとともに



アタシの体はコントロールが効かず



そのまま落ちていった













ドンッ！！！！










「きゃっ…！！」



『え…』













ボールしか見て走っていなかったから








そこに人がいることさえ忘れていた









そして













「大丈夫！？」


「え、ちょ、やばくない？」


「誰か保健室に…！」













上から落ちる形で衝突してしまった















「しっかりして！



























＿＿＿＿＿＿鳳さん！！」

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