Orange ball【青峰大輝】 (ページ5)

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４話ページ5

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今日は部活登録の日

ここは色んな小学校の人たちが集まるから知らない人ばかり

青峰「あーだり。実力テストだってよ」

『え、男子そんなのあるんだ』

青峰「ま、楽勝だけどな」

ここ、帝光中の男バスは名の知れてる強豪校だ

『女子はそんな強くないからな～』

本当は私には選択肢があった

帝光中か

櫻峰女子中等か

帝光が男子最強なら

櫻峰女子は女子最強だ

帝光の女子は県出れるか出れないかの実力だ

だからバスケをするなら皆櫻峰を選ぶ

だけど私は帝光一択だった

理由は大輝ではない

まあ少しはあったけど

櫻峰女子には色んなところから実力のある子が集まる

そこに行けば試合には出れないし

何より

　

青峰「あ、萌音のところも実力テストあるらしいぜ」

　

　

　

携帯を見ながらほろりと笑みをこぼしながら話す大輝

　

　

『そ、そうなんだ…』

　

　

　

私はその名前を聞くだけで

　

　

　

心臓がヒヤッとして

　

　

血が一気に体を流れる

　

　

この嫌な感覚に襲われる