27話 ページ28
帰り道
田沼くんに告白された
その時の私は
たぶん、きっとヤケになっていたと思う
『うん、私でよければ』
喜ぶ田沼くんと対称に
私は1人何も感じずにいた
このことはすぐに広まった
ゆっこにはその日すぐに伝えた
噂で耳に入るより
ちゃんと伝えたかったから
【大輝のことは諦める】
私はそう伝えた
・
・
・
田沼「A、帰ろうぜ」
『うん』
居残り練習に行かなくなって3か月が過ぎた
部活帰りは田沼くんと帰ってるからだ
なにより大輝とはあれから会話も減り
少し気まずくなってしまった
何がしたいのか
自分で自分がわからなかった
田沼「A、好きだよ」
『うん、私も』
分かれるときに
田沼くんはいつも言う
この時の私はなにを考えているんだろう
田沼くんのこと?
大輝のこと?
それともバスケのこと?
違う
何も考えていなかった___________
184人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あっぷるな | 作成日時:2020年4月23日 20時