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15話 ページ16

『ただいま』





黒子「おかえりなさい」





『食べよ食べよ』





黒子「お弁当あったんですか?」





『あ、そうそう!あったのー』








 









 



そういうことでいいか






 





 





『黒子くんはなんでこんなところで食べてるの?』






 




 







あえて“一人で”とは言わなかったけど


直球すぎたかな






 








 


黒子「クラスの人が僕の椅子使ってたので

今日はこっちに来ました」




『えー、どいてって言えばよかったのにー』




黒子「言ったんですけど話に夢中で

気付かれなかったので」







 




 






 






うう…



なんて切ない



そしてなんて優しい子なんだ





 







 






 




 





『でも嫌なことはちゃんと言わなきゃだめだからね!

ため込みすぎたら爆発しちゃうんだから!

もし言えないなら私が代わりに言ってあげる!』




 






 



黒子「…」




 





 









ぽかんと口を開け




固まった表情の黒子くん




あれ、私なんか変なこと言っちゃったかな




それともおせっかいだったかな









 






 









 



黒子「ありがとうございます

Aさんは優しいんですね」







 





 









ふわっと笑みをこぼす黒子くん


バスケしている時しかみていないから


これはとても貴重というかなんというか








 





 








 








黒子「Aさんも何かあったら話してくださいね

ため込みすぎはだめですからね」









『…うん。ありがとう』









 









 
 






1つだけ









聞いてもいいかな









 








 









『黒子くんは、どうしてバスケしてるの?』









 









 









 









 









 





 









黒子「好きだからです」

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作者名:あっぷるな | 作成日時:2020年4月23日 20時

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