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◇113話 ページ33

『はあっ、はあっ、はあっ…』








太陽が沈みかけている





家まであと3キロかな…












『もう、走れな______』









ガシッ








『え…』

















倒れたと思ったけど


地面はここから遠く


肩を支えられている












「大丈夫ですか!?」


『あ……大丈夫です…』


「そんなになって…少し休んだほうが…」


『行かなきゃ……大輝に会いに…
行かなきゃ…テツヤたちが待ってる…』


「!!」










1センチでもいいから前へ…


進むんだ…








「ウィンターカップですか」


『!!なんで…わかっ…』


「オレの友達も出てるんです。
きっと、まだ間にあいます。行きましょう」









彼はそう言うとタクシーを捕まえ、すぐさま出発させる







『待って、ウチお金無い…』


「あ、いいですよ。ここであったのも何かの縁てことで。それにオレも行くかどうか迷っていたところなので、アナタに会えて、こうやって行くことになってる事には感謝してるんです。なので」


『それでも悪いよ!』


「んー…あ、じゃあ」


『?』


「オレとアナタが思っている事が同じなら
多分また会えます。だからその時にでも返してください」



『え?』






この人、初めて会ったような気がしない

年は同じくらいだろうか…

誰かに似ている

ていうか







『何でここまで親切を?』



「アナタ、相田Aさんですよね?」



『なんで名前を…』







この人もバスケ関係者ってこと…?






「やっぱり。友人からよく話を聞いてました」

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あっぷるな(プロフ) - ニッシー(=´∀`)さん» 返信遅くなってごめんなさいm(_ _)mありがとうございます!! (2018年9月5日 21時) (レス) id: 1f5db6c565 (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀`)(プロフ) - 大好き (2018年7月25日 15時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あっぷるな | 作成日時:2017年11月11日 18時

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