◇109話 ページ29
立野「え?」
『あ…』
声が…出た!
と、同時に涙でぐしゃぐしゃの
由香里ちゃんの顔が視界に入る
『ごめんね。今まで耳しか聞こえなくて
今やっと声が出たの…』
立野「そう…だったんですか」
『由香里ちゃ_____』
立野「良かったぁ………」
『…由香里ちゃんは、ウチのことが嫌いなんじゃないの?』
立野「そんな訳ないですっ…
私、中学の時からずっとAさんに憧れてて
選抜で同じになったときはすごく嬉しかったです
私、一時期チームで浮いていたことがあって…
何度も辞めようかと思いました
でも、そんな時Aさんのバスケする姿見て
私もこんな風になりたいって思って…
Aさんが私の希望になってくれました
そして私にくれた言葉、今でも忘れてないです
“辛い時は前を見て。今は真っ暗でも
必ずアナタを導いてくれる光があるから”」
ウチのことそんな風に…
立野「でも、Aさんは高校に入って
バスケから姿を消しました」
『ごめん』
立野「謝らないでください!
と言っても、私も当時はすごく失望しました
アナタが消えて、私はまた真っ暗なとこに
戻ってしまった気分でした
アナタのいないバスケはつまらない
そう思い、私もバスケから離れました」
146人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっぷるな(プロフ) - ニッシー(=´∀`)さん» 返信遅くなってごめんなさいm(_ _)mありがとうございます!! (2018年9月5日 21時) (レス) id: 1f5db6c565 (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀`)(プロフ) - 大好き (2018年7月25日 15時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あっぷるな | 作成日時:2017年11月11日 18時