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第131話 ページ8

女「吉原に売られてくるはずだった遊女。あの時とは随分変わったな。」



「そりゃあそうですよ。もう10年経つんですから。」



女「ならば主は18か。」



何故、私が吉原のことについて詳しいのか、自警団百華とこんな会話をしてるのか。



それは私は10年前にここに遊女として売られるはずだった(・・・・・・・・・・・・・・)から。




何とかここから逃げた私は師匠に引き取られたわけだが。



「一応、まだ知ってるんですね。」



女「あたりまえじゃ。……だが、主はもう遊女にはできん。ここで処罰するほかありんせん。」



ほんと銀時さん先に行かせて正解だったな。



「でもまぁ私に構ってる場合じゃなさそうですね」



女「それもそうじゃ。頭には主の処罰に関して指示を受けていない。

生きて捕らえるだけでありんす!」



一斉にクナイを投げつけてくるので刀で弾いて、一気に距離を詰めて手刀で気絶させた。



「ちぃ……刀じゃなくてクナイなのがやりにくい!」



どこからともなくクナイが飛んでくるのだ。



下手に避ければ全部刺さる……



いくつかクナイが刺さってしまったが、仕方ない。
とりあえず敵の隙を見て建物の影に息を潜めた。

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作者名:Rukapyon | 作成日時:2023年1月22日 12時

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