第242話 ページ39
銀「ったく、危ねーな。しっかりしろよ、Aちゃん。」
「……は、銀時さん…!」
攻撃が来なかった代わりに飛んできたのは、聞き覚えのある、その声だった。
目を開ければ、その声の主は、彼だったことが分かり、少し安堵した。
白「やっと来たんだ。坂田銀時くん。」
銀「別にお前に会いに来たわけじゃねーよ。
俺は、この馬鹿迎えに来てやっただけだ。
……いいのか?早く逃げねーと、この船沈むぞ。」
白「……は?」
その瞬間、ドカンッ!!!と船の一部が大爆発。
きょとんと目を丸くしていると、銀時さんはハッと笑った。
銀「会ったはずだろ、爆弾魔。」
「……あ、そういう……」
銀「じゃ、俺達も逃げるぞ。」
頷くと、急いで船から逃げ、陸へと上がった。
「………白鬼さん。次、再会した時は…私、容赦なく行きます。」
白「それができるならすればいいよ。
……じゃ、バイバイAちゃん。」
最後の爆発により、白鬼さん達が無事に避難したかどうかは分からなかった。
だが、真選組の後の調査では、主犯格達……父と、母、そして白鬼さんの遺体は発見されていないそう。
とはいえ、一段落はついた。と思っているとどっと疲れが押し寄せた。
沖「…っと、大丈夫ですかィ?」
「…大丈夫は大丈夫なんだけど……色々と……」
近「とりあえずAちゃんは病院に行くとして……
先にこれだけ。
おかえり、Aちゃん。」
「……、っはい、ただいま、みんな!」
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作者名:Rukapyon | 作成日時:2023年11月10日 18時