【銀魂】色んな人の拠り所に。7 (ページ36)

今日:28 hit、昨日:14 hit、合計:1,048 hit

第239話ページ36

白「あれ〜Aちゃん。抜け出してきたんだ。」

3人「「「……！！」」」

狐の面を頭につけた状態で、白鬼さんは私に向かってそう言った。

白「出てきたってことは、仲間が死んでもいいってことでいいかな？」

土「……！おい、A……」

「確かに、私はこのままあなた達につく方が得策なのは分かります。

……私がどんなに逃げても、彼らは絶対に私を連れ戻しに来る。」

後悔はしない。

彼らのためならと、そう割り切ったけど。

それでもやっぱり……

「私は真選組の総長です。

私の居場所は、真選組だったから。」

白「……ま、なんでもいいよ。だったら死ぬ気でそこの2人を守るんだね。

本気を出せないAちゃんとは違って、僕は本気出せるから。」

土方さんは軽く私を見たのか、少し視線が刺さった。

……たぶんあの日のことか…と少し思い出しかけた思考を戻し、刀を握った。

「……本気を出さずに貴方の本気を上回ればいい。

それに、土方さんも沖田くんも貴方には死んでも負けないよ。

そういう人達だってわかってるから。」

白「じゃ、はじめよっか。」

私たちの視線が交わり、何度か目の〝喧嘩〟が始まった。