【銀魂】色んな人の拠り所に。7 (ページ27)

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第230話ページ27

「何故、私を仲間にしたいんですか？」

白「Aちゃん、真選組じゃ頭もキレるし、強いからね。これからの戦力としてかな。」

私は、白鬼さんを見つめ、そう聞いた。

戦力か……何かを企んでいるのはすぐに分かったけど……戦うことにもなりそうってとこか。

「……あなたの仲間は、春雨ですか？……鬼兵隊ですか？」

白「どちらでもない、かな。晋助と一緒にいたのは、情報交換の取引のため。

神威団長らはそのつながりで知り合ったんだ。

ボクの仲間は……」

白鬼さんがそういった時、ザッと土を蹴る音が聞こえ、私の前にその人は現れた。

白「あの時からずーっと九条家だよ。」

見覚えのある顔、おそらく父と母だろう。

でも、九条家失踪事件から姿をくらましていたはずだ。

じゃあなんで……今ここに……

白「九条家失踪事件は、1人の攘夷志士によって攻め込まれたことをきっかけに起きた事件。

その犯人は、Aちゃんの師匠……〝立花千代晴〟、桜雪。」

白鬼さんはおさらいと言った感じで、事件の簡単な情報を説明した。

「じゃあ……行方知らずだった九条家の人間がここにいる理由、教えてあげるよ。

全ての始まりは全部、Aちゃんが売られた後の話。」

白鬼さんは父や母を見て、不敵な笑みを浮かべていた。