第223話 ページ20
千「小町、Aー、今日は友達がいっぱいおにぎり作ったからお裾分けだ。」
白「やったー!」
「…いただきます……!」
おにぎりをお腹いっぱい食べて、白鬼さんと勝負して。
そんな毎日を過ごしていた。
…日常が壊れたのはそう遠くない日だった。
いつも通り、白鬼さんと勝負をしていた。
「……!小町ちゃん、ごめ……」
私の攻撃を受けた小町ちゃんが転んで怪我をした。
痛た〜と腕をさすって、立ち上がろうとした時、
「小町!!」という女の人の声がした。
?「大丈夫?怪我したの?」
「お母さん…!私は大丈夫……!」
白母「……あんたね、うちの子に怪我をさせたのは!どこの子かと思えば……九条家の子……!」
元々仲の険悪な白鬼家と九条家。
不倫を疑われ、さらに悪化していた。
だから、私と白鬼さんの関係は内緒だったのに。
白「Aちゃんは悪くないよ!だから……」
白母「帰るわよ!こんなこと遊んだら、小町まで穢れちゃうから。」
「……あ、」
白母「うちの子に怪我をさせて、ただで済むなんて思わないでね。」
白鬼さんとはその日から一時連絡は取れなかった。
白鬼さんが来なくなって、師匠と2人で暮らすようになってから約1年。
私にとって、それは人生が変わる日だった。
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作者名:Rukapyon | 作成日時:2023年11月10日 18時