嫌いな貴方を落とします【シンタロー】

１０話 ページ10

あ「それが…シンタローの考えなら私はいいよ。」

シ「あぁ…。」

あ「でも…、ううん。やっぱりなんでもない！」


もう少し考えてほしかったなんて

言えるわけないじゃないか。


明日から学校行くのが怖い…。

もし、また何か言われたら…


マ「A…大丈夫？」

エ「ご主人冷たいですよ！」

あ「あはは…。大丈夫だから気にしないで？」

エ「Aさん…。カレカノのフリってどういう事ですか？」

あ「あっ…。」


そうだ。

それを説明しなくちゃいけないんだね…


あ「実は……。」








エ「つまり、ご主人に仕返し？をしたかったんですよね？」

あ「まぁ…そうなるかな？」

マ「どうしてシンタローは怒ってるの？」

あ「私の説明不足だと思う…。」


だって

言いたくないんだもん。

シンタローには。

シンタローだけには…


少しずつ

シンタローが私の中で特別な存在になってる。

それがどういう事なのかは

まだ分からない…

けど

いつか分かると思う。

いつか…


あ「学校…、嫌だなぁ…。」


怖い

行きたくない

皆が怖い

学校に味方なんていない。

だって

アヤノが居ないんだもん

いつも私の事を信じてくれた人が…。

１１話→←９話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す