嫌いな貴方を落とします【シンタロー】

３９話 ページ42

午後１時

待ちに待ったスイカ割りの時間です。


あ「スイカ割りか〜…久しぶりにやるなぁ！」

シ「転ぶなよ？」

あ「へーきへーき！」


私は目隠しをして木の棒を手にもった。

そして…


あ「えい！」


ﾊﾟｶｯ


目隠しを取ってみると

スイカは真っ二つ…というわけでもなくて

でも

もう少しで割れそう。

命中はしたみたい。


あ「じゃあ次はシンタロー！」

シ「俺かよ！？」

あ「うん！」


シンタローにも楽しんでほしいから。

その一心で言った。

そしてシンタローも


あ「わ、割れた！」

シ「本当だ…」

あ「なんか二人の共同作業みたいだね！」

シ「っ…！」

あ「ん？顔赤いよ？もしかして照れてる？」

シ「ちげーよ！！」


そんな事言いつつもシンタローの顔は赤かった。

別に隠さなくてもいいのに。


あ「それとさ…、どうかな？この水着…。」


今日の為に選んだ水着。

流行ではなく

大人っぽいのを選んでみたつもり。

メカクシ団の女子が一丸となって決めてくれた。


シ「いいんじゃないか…？その…、似合ってる…///」

あ「えへへ、ありがとう！」


良かった。

シンタローに褒めてもらえてとても嬉しい。

凄くドキドキしてる。

私も顔が赤くなってしまったと思う。







『緊急エラー発生』


何故だかそんな言葉が私の頭で響いた。

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