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18:夢主2回に1回の登場です ページ33

「伊東先生!爆破箇所から炎が出てこれ以上は危険で…」

「電車を止めるな!!止めれば近藤に逃げられる。この電車にはあの二人以外我々の仲間しかいない。電車が走り続ける限り奴等は袋のネズミだ!」

その頃近藤と沖田は先頭車両に向かっていた。

「すまねェ総悟。こんな事になったのは全て俺一人のせいだ」

沖田は近藤の言葉に黙って耳を貸している。

「俺ァお前らに、トシに…なんてわびればいいんだ」

ガララ

そして沖田は静かに第1車両のドアを閉めた。

「総悟!?何をやっている開けろ!!」

ドアを閉じて鍵をかけた沖田に気づいた近藤はドアに駆け寄る。

「近藤さん大将の首とられたら戦は負けだ。ここは引き下がっておくんなせェ」

沖田はドアに背を向けて言う。

「ふざけるな開けろ!!」

ドアを叩く近藤を無視して沖田は車両の連結部分をいじる。

「近藤さん、だから何度も言ったでしょ。アンタの悪い所は人が良すぎるとこだって」

連結部分を外したことによって列車は音を立てて離れていく。

「誰でも信じて疑おうとしねェ。挙句あの伊東(キツネ)まで懐に抱えこんじまうたァ。まァいつかはこうなると思ってやしたがねェ」

離れ始めた1号車から沖田はヒョイっと2号車に乗り移る。

「だかそんなアンタだからこそ俺達ゃ集まったんだ。そんなアンタだからこそ一緒に戦ってきたんだ。そんなアンタだからこそ命張って護る甲斐があるのさァ」

そういう沖田は穏やかな顔をしている。

「総悟ォォォ待てェェェ!!おめーに死なれたら俺ァ…俺ァ…」

列車の中から必死に呼びかける近藤の声を背に沖田は伊東の方に向かう。

「総悟ォォォォ!!」

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光華 - とても面白いです更新頑張ってください応援してます (2019年8月1日 23時) (レス) id: e145b750ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉莉 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年2月22日 20時

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