3:外面がいいからって騙されてはいけません ページ17
｢おい、沖田。手前サボってんじゃ｣
今日の市中見廻りは一番隊の当番なのに屯所でサボっているとほかの隊士から聞き土方は勢いよく沖田の部屋に飛び込む。
｢あ、土方さんだ〜｣
｢うぉっ…｣
襖を開けた瞬間、土方に気づいたAがよろよろと土方に近づくとギュッと抱きつく。
｢総悟、お前｣
この様子に見覚えのある土方ら思わず頭を押さえた。
完全に酔ってる。
｢いや、すみません。ホワイトデーのお返しをこの山全部にしたんですよ。そんで片っ端から2人で食ってたんですが｣
.
｢大切な人には幸せになってもらわなきゃ嫌なんでさァ。腹、括ってくだせェよ｣
Aと沖田の距離がゼロに近づいたところで笑みを浮かべた沖田がそう言うので緊張でAは固まってしまった。
｢な〜んてね。冗談でさァ。こんなこと言うつもりで呼んだんじゃないんで｣
いきなりいつもの悪戯っ子な年下顔になった沖田が未だに固まっているAを手招く。
｢ホワイトデーのお返しにこれ全部あげまさァ｣
｢これ全部？！｣
｢はい、要らないんで｣
うわ、めちゃくちゃいい笑顔で要らないってハッキリ言ったよ。女の子達が可哀想…
｢でも流石に申し訳ないというか｣
女の子たちに
｢んじゃ一緒に食べるってことでいいですかィ？｣
画してチョコの食べ比べ会が始まったのであった。
.
｢そしたらお酒入りのチョコに2連続ぐらいで当たってこの有様でさァ｣
お酒に弱いといえ真逆チョコに含まれたお酒でも酔うとは。
｢どうすんだよコレ｣
この場に万事屋居ねぇし。
隊服の上着をキュッと握って離さないAを見て再び土方は頭を押さえた。
4:夢主は酒に弱いんで呑むと大抵○○○します→←2:夢主がけしからんです
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光華 - とても面白いです更新頑張ってください応援してます (2019年8月1日 23時) (
レス) id: e145b750ea (このIDを非表示/違反報告)
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