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「いたわれよ・・・黒髪美人!」
決めた。ふへへへっ・・・あいつのあだ名はピーマンに決定したぜ!子供たちに一生嫌われてけばいい‼
意地の悪い笑みを浮かべて、歩くピーマンの後ろ姿を睨みつける。ウン○踏めばよいわバーカ。
アレンは神田が消えた方と私を交互に見つめるとため息をついて言った。
「すみませんが・・・…あなたも任務について来てくれませんか?」
一瞬わたしの時間がフリーズした。
「はっ?・・・任務・・・・・・ですか・・・。」
いやいやいや!!ここで一人ぼっちで家までの帰り道を捜索するよりかはマシだよ!!うん・・・…それだけは言える。
確かに・・・ヨーロッパの森の奥地に置いてかれるこの心細さは尋常じゃないからね。
まるで千と千尋の神隠しって感じに急展開なんだけど………。
舞台がアジアっぽい場所からヨーロッパに変わると更にホラー感が増すね!!(千尋えらいわ)
でも……よく考えてみるとさ。――この人達に付いて行くって事はさ、さっきの悪魔みたいなワンちゃんと何か遭遇する事になるじゃん!!
つか、さっきまでこの人達……そのワンちゃんをバスター(退治)するとか言ってたからね!!
Aちゃんは忘れてないからね!!その言葉を!!
何でよりにもよって、あんな・・・この世の汚いモノ&不気味なモノをミックスしたようなワンちゃん達(悪魔)をバスターズしに行かんと行けない訳!?
百面相で悩んでいる私を見るに見かねたアレンは真っ黒な笑顔で説得した。
「この森で・・・…狼の餌になりたいんですか?」
いや・・・・・・狼はお前だろう!!(私の勘がこいつが一番この森で危ないと叫んでいる)
しかし、頼るほかない私がそんな事を白髪のブラックスマイルを浮かべる魔王様(今命名)の前で言える訳もなく・・・・・・。
結局、ついて行く事になりました。ああ・・・・・・お家が恋しいよ・・・。
心の中で私はそっと血の涙を流す。
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作者名:クロ | 作者ホームページ:http://wanderalice.dojin.com/
作成日時:2016年10月13日 13時