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9話 ページ9

ハリーの皮肉っぽい言い方に、Aは頷いた

「そのようね、
今のあなたの表情、隣のシリウスとそっくり」

2人がパッと顔を見合わせるのを見て、Aはクスクスと笑う

モリーが厨房に顔を出し、手伝わなくていいから席についてとAに言った

言葉に甘えてAはハリーの空いた隣の席に座る

「先生は、大丈夫なの?」

「何が?」

「その…外に出ても、というか…」

シリウスやハリーの、閉じ込められているような様子がAにはない

「ああ、ヴォルデモートに狙われてないかってこと?」

夕食の支度をする喧騒に紛れて、Aの声はハリーとシリウスにしか届かなかった

「私は大丈夫よハリー
ダンブルドアもそんな命令はしないし…というより、命令したところで私は従わないってわかっているからあの人」

ここにいる殆どが、シリウスでさえダンブルドアの命令に、従って動いている中、従わないとわかっている、Aが、ハリーにとっては少し異質に思えた

「それって…」

ここで夕食の支度が整い、一旦会話は途切れ、Aはそれいいことにこれ以上この話はしなかった

夕食は大いに盛り上がり、やがて皆が落ち着いたところで、皆が話題にしなかったことに、シリウスが真正面から切り込んだ

ヴォルデモートや騎士団のことについて、ハリーには知る権利がある、とシリウスが話すと、一瞬で静まり返った

シリウスのはっきりとしない苛立ちを、Aはなんとなくに感じながらも黙っていた

ハリーには何も知らせるべきではないと主張するモリーと、シリウスの言い合いが徐々にヒートアップする

Aはリーマスと同じように、シリウスをいつでも止められるように足に力を入れていた

やがて、リーマスやアーサーもシリウスとまではいかずとも、多少は教えてやるべきだ、と言ったことでモリーは折れた

ハリーは、ヴォルデモートが内密に動いていること、魔法省がダンブルドアを相手にしないことなどを、一つ一つ聞いては、眉をひそめた

「魔法省…先生は平気なの」

あの日、ファッジの胸ぐらを掴んだAのことを、魔法省がAを逃さないと言ったことを、ハリーは覚えていたのだろう

「その答えはさっきと同じよハリー
魔法省はまだ、私には何も触れてない
触れようがないの」

けど、とAは色々と考えた

「今後、ハリーの時みたいに、無理矢理私を不利にさせるようなことは、するかもしれないね」

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マニ。(プロフ) - ターコイズさん» ✉️。ありがとうございます。ターコイズさんのボードの方に返事送ったので通知来てると思います。ボード返事待ってます! (1月23日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - マニ。さん» こんにちは〜!作品読んでくださってありがとうございます!お誘いもとっても嬉しいです。ボードあまり慣れてないのですがぜひお話させてください! (1月23日 4時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ターコイズさん» ✉️。こんにちは!いつも作品見ています。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💖 (1月22日 7時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - くろあんさん» 返信遅くなって申し訳ございません。読んでくださってありがとうございます!受験の励みになったこと大変光栄です。今も大変な時期でしょうか…!?遠くから応援しております!頑張ってください!コメントありがとうございました。 (1月22日 5時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - tukina0123さん» 返信遅くなって申し訳ございません。親世代から長々と読んでくださってありがとうございます!更新頑張りま〜す!! (1月22日 5時) (レス) id: e084e939a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ターコイズ | 作成日時:2021年11月20日 2時

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