検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:44,689 hit

7《姉離れ》 ページ7

──────────

貴方side


「ありがとうございました!」



朝練が終わり、挨拶をする。




千「天宮ー、Aー、教室行こー!」

天「あ、おう、ちょっと待って」

貴『へい。』


私は担当楽器のギターを背負い、ちぃちゃんに近寄る。



坂「A先輩!これ!」



その後ろを子犬のように追いかけてくる坂田くん。


貴『?

紙?』


手渡されたのは、4つ折りされた一枚の紙。



開けようとする手を、坂田くんの手で阻止される。



坂「あ、えと、ここでは...見ないで...」


ボソッと静かに呟く坂田くん。



あー

あれだ


「〇〇ちゃんにお手紙書いたの!」

「ほんと?見ていい?」

「ダメ!お家に帰ったら見てね!」


的なやつだ。



貴『なるほど、お家に帰ったら見たらいいのね。』

坂「え?!ち、違っ...教室で...」


...( ˙-˙ )



貴『分かった...』

坂「じゃ、えと、また後で...!」





また後で?



あ、放課後部活の時か。




駆けて行ってしまった坂田くんを見守りながらちぃちゃんと話す。



貴『ほんと坂田くん可愛いよね。

あの笑顔とか笑顔とか笑顔とか笑顔とか。

あと全体的に可愛い。』

千「ほんと...

でも坂田くんA大好きっ子だから

Aと喋ってたら睨まれるんだよ...」

貴『えw

まぁ、坂田くんにとって優しいお姉ちゃん、

っていう存在になれる事が、1番幸せだわ...』



坂田くん私と初めてあった時

「何か姉貴みたい...」

って言われたから、その時以来弟のように可愛がってる。



千「確かにあの時は姉貴みたいだー、

って思ってたかもしれないけど、

今は.....そうじゃないでしょ...

うん...誰がどうみても...」



...



貴『じゃあただの先輩としか見られてないの?!

え、私優しいお姉ちゃんしてきたのに?!

ショック.....』

千「いや、そうじゃなくて...」




絶対そうなんじゃんんんん...



...弟よ.....


姉離れか.....


(↑そもそも姉じゃない)



貴『最後の希望はうらたくんだな...』

千「いや、うらたくんも...」

貴『あぁぁあぁああぁぁあぁぁっっ!!!』




もう嫌だ


( 'ω')ふぁっ





8《短い手紙_〆(。。)》→←6《皆仲良く真っ赤っか》



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 学パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫わかめ - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2018年5月19日 2時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
ユザメ。 - とても面白いです!投稿待ってます! (2017年12月31日 9時) (レス) id: 87b2375862 (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった - 無視してくれて構わないですよ〜! (2017年8月13日 7時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった - 雪姫さんとかどうです?作者名を変えたいときいて、、、←いや、唐突かww (2017年8月13日 7時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆき | 作成日時:2017年5月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。