7《姉離れ》 ページ7
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貴方side
「ありがとうございました!」
朝練が終わり、挨拶をする。
千「天宮ー、Aー、教室行こー!」
天「あ、おう、ちょっと待って」
貴『へい。』
私は担当楽器のギターを背負い、ちぃちゃんに近寄る。
坂「A先輩!これ!」
その後ろを子犬のように追いかけてくる坂田くん。
貴『?
紙?』
手渡されたのは、4つ折りされた一枚の紙。
開けようとする手を、坂田くんの手で阻止される。
坂「あ、えと、ここでは...見ないで...」
ボソッと静かに呟く坂田くん。
あー
あれだ
「〇〇ちゃんにお手紙書いたの!」
「ほんと?見ていい?」
「ダメ!お家に帰ったら見てね!」
的なやつだ。
貴『なるほど、お家に帰ったら見たらいいのね。』
坂「え?!ち、違っ...教室で...」
...( ˙-˙ )
貴『分かった...』
坂「じゃ、えと、また後で...!」
?
また後で?
あ、放課後部活の時か。
駆けて行ってしまった坂田くんを見守りながらちぃちゃんと話す。
貴『ほんと坂田くん可愛いよね。
あの笑顔とか笑顔とか笑顔とか笑顔とか。
あと全体的に可愛い。』
千「ほんと...
でも坂田くんA大好きっ子だから
Aと喋ってたら睨まれるんだよ...」
貴『えw
まぁ、坂田くんにとって優しいお姉ちゃん、
っていう存在になれる事が、1番幸せだわ...』
坂田くん私と初めてあった時
「何か姉貴みたい...」
って言われたから、その時以来弟のように可愛がってる。
千「確かにあの時は姉貴みたいだー、
って思ってたかもしれないけど、
今は.....そうじゃないでしょ...
うん...誰がどうみても...」
...
貴『じゃあただの先輩としか見られてないの?!
え、私優しいお姉ちゃんしてきたのに?!
ショック.....』
千「いや、そうじゃなくて...」
絶対そうなんじゃんんんん...
...弟よ.....
姉離れか.....
(↑そもそも姉じゃない)
貴『最後の希望はうらたくんだな...』
千「いや、うらたくんも...」
貴『あぁぁあぁああぁぁあぁぁっっ!!!』
もう嫌だ
( 'ω')ふぁっ
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猫わかめ - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2018年5月19日 2時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
ユザメ。 - とても面白いです!投稿待ってます! (2017年12月31日 9時) (レス) id: 87b2375862 (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった - 無視してくれて構わないですよ〜! (2017年8月13日 7時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった - 雪姫さんとかどうです?作者名を変えたいときいて、、、←いや、唐突かww (2017年8月13日 7時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2017年5月4日 23時