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第6話 ページ7

Aside



青淋「と、話が逸れてしまったな。 纏めるとお前は人間の言葉と妖の言葉が分かるから翻訳してくれということだ。
それと、半妖は人間の言葉と妖の言葉の壁を作らない特性を持っているから、翻訳は人間の本に載っている言葉をただ写せばいい。
じゃあお前の部屋に案内する。着いてこい。」



翠瓏「あっ、俺もついて行っていいー?」


青淋「好きにしろ。」


翠瓏「わーい!じゃあ行こうぜA!」


『はい!』


翠瓏「じゃあお前の部屋につくまで他の部屋のこととか教えてやんよ!」



あそこは糸を紡ぐとこで〜、あっ!あそこは植物を生やせる妖怪が住んでるんだぜ!
と楽しそうに部屋を紹介してくれる翠瓏さんを見ていると、何故か分からないが昔の私を思い出す。


昔の私は今の翠瓏さんのように母を連れ回していて、母はそんな私に微笑みながらいつも相手してくれていた。


そんな私達に対し、弟の玖和は正反対で、静かに部屋で一人本を読んでいるタイプだった。


父も玖和に付き添って本を読み聞かせたりしていた。



だから父と私は昔から全くそりが合わなかった。



父は部屋で本を読み、私は外で駆け回る。


休日の過ごし方が全く違う父と私は話も喧嘩もせず、ただの同居人として私は接していた。


だが一度父が激昂した時、初めて私は父に怒鳴った。



私が自室で寝ていると、バン という不可解な音が2階から聞こえてきて目が覚めた。


恐る恐る2階へ降りると、破損した壁とその前に立っている父を見つけてしまった。




〈何してるんだよ!!その壁お前がやったのか?!!〉




まだ幼かった私は、らしくない言葉でそう怒鳴った。




すると父は、








何も言わず、その場を去った。


その後___________






青淋「____い、おい」




『あっは、はい!!』


翠瓏「何かぼーっとしてたようだけどどうしたんだ?」


『大丈夫です、すみません…』


翠瓏「ま、ならいいんだけどな!」


青淋「おい、着いたぞ。ここがお前の店だ。上手くやれ」


『みっ店?!そんなの聞いてませんよ?!!』


青淋「当たり前だ。今言ったからな」




着いた場所はお屋敷から少しばかり離れた場所で、木造で少し大きい二階建ての一軒家だ。



___ほれ、鍵だ。俺を呼ぶ時は鍵についている葉っぱをお前の額に当てて俺の名を呼べ。


青淋さんはそうとだけいって、街の方へ向かって歩いていった。

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設定タグ:妖怪 , 半妖 , ファンタジー   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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十眠蜂九(プロフ) - こんにちは( ´∀`)σ)∀`) (2017年12月19日 22時) (レス) id: 4998cd34df (このIDを非表示/違反報告)
ちさてぃ - (‘*‘) (2017年5月30日 20時) (レス) id: 4998cd34df (このIDを非表示/違反報告)
御伽(プロフ) - 新キャラ出ました!雨竹 葵(アマタケ アオイ)君です!白黒なのに葵という名前の意味は次回...! あと更新が非常に遅くなってすみません!完結も更新停止もしてませんからねー!! (2017年2月12日 14時) (レス) id: db9f641ea5 (このIDを非表示/違反報告)
ちさてぃ(プロフ) - 御伽さん» なるなる (2016年10月29日 19時) (レス) id: 4998cd34df (このIDを非表示/違反報告)
御伽(プロフ) - ちさてぃさん» あのね、元々アナログで描いてたのを線画輸出して修正して色付けて編集してってしただけだからそんなに時間かからなかったの (2016年10月28日 23時) (レス) id: db9f641ea5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冰鬆葉 | 作成日時:2016年7月25日 19時

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