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次の日、家を出ると、



『..え、どうして、?』


伊藤くんに理子ちゃん、そして三橋くんが立っていた。


「よっ、Aちゃん、おはよ」

「ごめんね?押しかけちゃって..さんちゃんがどうしても行きたいって「どぇいどぇいどぇいーーー!!」


『??..三橋くんが、なに..??』


「..なんでもねェよ!!早く行くぞA!!」

『え、あ、うんっ!!』


そう言って足早に歩きだした三橋くんに、私は急いでついて行った。


「..俺らも行くか、理子ちゃん」

「..そうね、」



四人で学校へと向かっていると、昨日喫茶店で見かけた男の人と女の人がいた。


「嘘だろ..俺のわら人形が効いてねェェェ!!」


そう言って、空き缶や、ゴミ箱のフタを、今井?くんに投げた三橋くん。

だけど全然相手にしてもらえなくて、落ち込んでるみたい。


理子ちゃんは呆れたようで、


「..Aちゃん、もう先に行きましょ?」


『..ごめん理子ちゃん、先に行ってて..三橋くん心配だから、』


「....そう、遅刻はだめよ??」

『はいっ!』


私がそう言って敬礼すると、理子ちゃんは満足そうに微笑んで、私の頭を撫でてから学校へと向かった。




____


放課後、今日は理子ちゃんはお友達と遊びに行くらしくて、

三橋くんと伊藤くん、私の三人で帰っていた。



「..あれ、明美ちゃん、?」


そう言った伊藤くんの視線の先を見てみると、

今井くんと付き合ってるはずの明美ちゃんが、他の男の人と肩を組んで歩いていた。



「....今井、二股かけられてたんだな」

「..あぁ、ちょっと、かわいそうだな」


..二人とも意外と優しいんだなぁ、と少し感心していると、



「..ブッ、ハハハハハ!!フォー!!フォー!!!」

「クッ、ハハ、今井も期待を裏切らない男だなァ(笑)」


奇声を発してる三橋くんと、そんな三橋くんを見ながら思いっきり笑ってる伊藤くん。


..なんか二人といるの恥ずかしい..。


苦笑いで二人を見ていると、



「おいA、テメェも行くぞ!!」

『えっ..』


さっきのを見てテンションが上がっているせいか、いつもの冷たい態度とは違って、嬉しそうに私の腕をひく三橋くん。


..なんだか嬉しくて、私は頬を緩ませた。





「..三橋、アイツ無自覚か..?」

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りんごとミカン(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!!続き頑張って書いてください!めっさ気になります!お願いします!!!! (2019年2月9日 0時) (レス) id: aed6b83019 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいております…!これからも応援しております…! (2018年11月29日 21時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
みかな - 楽しみです。続きが、気になる (2018年11月28日 17時) (レス) id: 4b97b9501b (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 三股ww面白いですね!楽しみにしてます (2018年11月25日 18時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さあにょん | 作成日時:2018年11月20日 15時

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