理不尽クソ幹部から逃げるだけ.3【wrwrd!】

114 ページ15

オスマンside


ボーナス、という言葉に反応するコネシマと大先生。此処でのボーナスは金では無く休暇を指す為、みんな数少ない休暇を取ろうと必死になる。

彼女が可哀想だ、同情してまう。

なんて、微塵も思っとらんのやけど。


生憎今日はひとらんとチーノ以外全員居る。その中でも動きそうなのが、俺と、コネ鬱ゾムショピシャオトンロボグルぐらいやろうか。

ガチなのがコネ鬱トンロボで、その他は遊びやろうな。



[……ほんまですか？]

【嫌やトントンさんまで加わったら勝てへん！】

[トントン、最近お前は休暇が無く大変だったろう。捕まえたら1日自由だ]

[すまんなA]

【この国大丈夫？？】


インカムで聞こえてくる彼女の声音も綺麗なんや、なんて思いながらちらりと発信器を見る。

[みんな見えてる？]

[ポイントF2やんな、]



大丈夫らしい。

みんなに配ったんがもう役立つとは思っとらんかったなあ。



【なな、なん、なんすか、契約違反とちゃいまっか】

[契約した覚え無いねんな]





F2からF4に変わる。素早いけどこっちの方が全然有利やから、まあ関係ないか。

【ハンデくれません？】

[なんでお前が勝手にお仕置き嫌で逃げたんにハンデあげなあかんの？]

[なら一回でも攻撃が当たった奴は脱落にしよう！これはゲームだ！]




グルさんゲームやない、これマジや。アホやと思いながらまた発信器を見る。

逃げてみいや、俺らが作った檻から。

115→←113

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す