【知って得??】私を愛して。

#13 ページ14

私がお母さんの腕を掴んだ。




お母さんはその状況に少し驚いているような、




...そんな気がした。





そんなことは気にせず、私は今まで溜まりに溜まった思いを、




まっすぐ




まっすぐ




お母さんにぶつけた。







「...死ぬ気で産んだ子供を自ら傷つけるのはどうかと思います。




子供でも自分の考えや物事を言う権利があります。




貴女が"子供"のときに、教わらなかったのですか？」




「それから、暴力でしか物事を解決することができないような貴女に、


その勝手なことを言われるのは、とても不快です。




貴女は、私が思い通りに動くとでも思っているのでしょうか。




残念ですが、それは違います。




私だって言いたいことはたくさんあります。

それらを言おうとすると、あなたは全面的に否定し、私の言葉を最後まで聞こうとしてくれません。」




『...』





貴女には届いていますか？




私の声




私の言葉




私の思い＿＿＿





「貴女に私の気持ちが分かりますか？」




「どれだけ辛いか、その身で感じたことはありますか？」




「あなたのその身勝手な一言で、私がどれだけ傷つくかわかりますか？」




「今、私が話したことで自分がどれだけ酷いことをしてきたかわかりましたか？」





ふとした一瞬で、涙が出そうになった。





「理解したのであれば、どうすれば良いのか、あなたには分かりますよね？」





私はそう言ったあとに、強く唇を噛んだ。





『...A』＿＿＿＿

#14→←#12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す