九十 ＿砕けぬ意志＿ ページ41
「…………」
「…………」
主な宿泊地となるであろう、杜王グランドホテルのロビーにて。
それはそれは、奇妙な再会を果たした。
「……あ……え……A…………！？！？」
「その一体化帽子……まさか承太郎か……！？」
DIOとカーズを部屋に置いてきたことが唯一の救いだ。いやそれ以前に、何故お互いがここに居るのかが気になる。
「「なんでここに！？」」
「……そうか……仗助の言ってた少女ってーのはお前の事だったか……
なんで大人になってやがる？一瞬、マジで気づかなかったぜ……」
「なに？『仗助』？」
「前衛的な髪型の高校生と会わなかったか？」
「あぁ……会った」
「そいつの名前は『東方 仗助』
まぁ説明すると長くなるが……ジジイが不倫して出来た子供だ」
その事実を聞いて、Aは目眩がした。
あのジジイ。絶対なんかやらかすと思った。
こっそり様子を見に行ったシーザーでさえ浮気していなかったというのに。あのスケコマシですら。
「……言ってた
『不倫してできた子供だ』って……だけど
ジョセフ……ジョセフの野郎……！！
……終わってないな、物語は
ん〜と……つまり、仗助ってやつはジョセフの息子で……」
「あぁ
俺の叔父だ」
「はぁぁ〜〜〜……ややこしっ……
今回は恐らく、仗助が主人公なんだろう……
……あ〜あ、やっと心置き無く死ねると思ったんだがなぁ〜〜〜〜〜」
「……しかし、既に会っていたとはな
どこで会った？」
「噴水
亀触ろうとしてた」
「ってことは、あの時俺がほんのもう少し早くあいつを見つけていれば……お前にも会えたって訳か」
「……会わんでいい
その方がよっぽど……仗助にとっても、この街にとっても、平和だったろうに」
〔なんだ？私の行く先々にジョースターが待ち構えている
ジョナサン、お前の子孫はどうなっている？血筋レベルで私のストーカーをするんじゃあない間抜けが
おっと……いかん、口調がディオに似てきたな……治さねばな……〕
ロビーで、承太郎と少しの間話をする。
この10年間、姿さえ見せなかった私は、何をしていたのか。質問攻めされた。
承太郎と花京院、アヴドゥルはSPW財団に勤めた後、私をずっと探していたらしい。正直に話してくれた。「研究に使おうとしていた」と。
だが内容を聞くと、それは協力に値するような物で、数十年前、どっかのナチスに拉致されたのとは大違い。
「……しかし
また護らないといけないのか……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョジョの奇妙な冒険」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコだいしゅき(プロフ) - てめぇにやる名前はねぇええええ！でジョセフだなって悟った。 (2021年9月23日 0時) (
レス) @page21 id: c43c134812 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2019年7月30日 22時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
メイム(プロフ) - 引き込まれるお話のお上手さ…！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 89648f6823 (このIDを非表示/違反報告)
レイれい(プロフ) - 通知来たら真っ先にこれ見ます！面白いです！頑張ってください！ (2019年7月15日 18時) (レス) id: bed35b9be5 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - とても続きが待ちどうしいです！これからも体が壊れない程度に頑張ってください^ ^ (2019年5月1日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：1匹のメタリカ | 作成日時：2019年4月18日 23時
