二話 ページ3
ここで私に課せられた選択肢は、
1 、無視
2 、弁解
3 、とりあえず挨拶
そして4＿＿＿、
私はダッシュで走った。足がもぎ取れるのではないかというくらい足を動かした。
＊
Aが玄関を飛び出して行くのを、太宰はただ黙って見つめていた。いつもの様に笑顔を貼り付け、靴箱をそっと開いた。
「おや？」
そこにはAが入れたと思き、半分に折られた手紙。手紙を開き、意外だな、と太宰は思った。
クラスでも目立たないAがラブレターを書くこと、ではなく、太宰を好きだったことが。
＿＿＿あの子は中也のことが好きだと思っていたのだがねぇ。
そう心の中で呟きながら、半分に折られたラブレターを開いた。
『中原君のことが好きです。
放課後に屋上で待っています。』
ん？
太宰はもう一度読み返した。
これくらいの短文、すぐに読めるはずなのに。可笑しいねぇ。中原？何かの暗号かな。あ、もしかして私の苗字を中原と勘違いしてる？それとも靴箱間違えたりとかかな？何それどっちも滅茶苦茶嫌。死んでも嫌。よし、死のう。
ここでラブレターを中原の靴箱に入れてやるという考えが頭をよぎったが、時既に遅し。中原と間違えられたと知った時点で、次にする行動は決まっていた。
＿＿＿＿太宰の口は不気味なほど吊り上がっていた。
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嘘だろお前まさか - ﾏﾁﾞこの小説好きです…これは切実に夢主ﾁｬﾝと中也結ばれて欲しいけど、太宰ｻﾝの小説(メタ)だし太宰ｻﾝの気持ちも報われるといいね…考えれば考えるほど難しいﾝ…もう会話の一つ一つがえもいというかなんというか！！！！ (2月20日 22時) (
レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
Kakinotane - 好… 最高か！？太宰さんかわよいし、中原さんも主ちゃんを支えてくれてるの良いなぁ (2月10日 17時) (レス) id: 495f3defd1 (このIDを非表示/違反報告)
あっぴー - くぅぅぅふつうに尊い… (2月10日 14時) (レス) @page28 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
橘たまき(プロフ) - 感想さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2月4日 18時) (レス) id: e2eb5250a2 (このIDを非表示/違反報告)
感想 - なんだかんだ一番面白い好きお話の続き応援してるので完結してください! (2月4日 18時) (レス) id: 37e340b4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橘たまき | 作成日時：2023年12月5日 15時
