我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____スキ ページ35

『いやだぁ！来ないで！』


善逸「ねぇなんで!?傷つくんだけど！」


皆さん こんにちは 花園さあやです。

挨拶しておいてあれだけど

ぶっちゃけそれどころじゃありません。


『こっ、これ以上近づいたら絶交！』


善逸「はぁぁぁ!?そんなに！？そんなに嫌なの！？」


なぜこうなってしまったのか、遡ること1時間前





炭治郎「さあや！来てくれるか！？」


任務帰りの炭治郎が慌てた様子で 私の部屋に飛び込んできた。

炭治郎はいつも私の部屋に入る時はちゃんと入っていいか声をかけてくれるんだけど。

どうやら それどころじゃないらしい


炭治郎に連れられて 庭に出てみれば...



『...え？』


善逸「さあやっ！」



突然視界に飛び込んできたイケメンに固まっているうちに飛びつかれた(


私の頭は一瞬で思考停止。

何が起こったのか理解出来ずフリーズした。


え、何このイケメン

え、何このイケメン(2回目


『ぜん...いつ？』


善逸「そうだよぉ、血鬼術で10年後の姿にされちゃったのぉぉぉ！」


私に泣きながらすがりついてくる善逸


いつもならよしよしって慰めてやるところだけど今日はそうはいかない。


『近付かないで！！』


善逸「え」



...まさか10年後の善逸がこんなにイケメンだとは。

綺麗な金髪はそのままで長く伸びた髪を1つにしばって

可愛い瞳はそのままだけどすこし大人びた感じ。

鼻筋も今より通って 顔つきが全体的に男らしい...


...うん、どタイプ。


ちょっと、これはイケメン耐性がついてる私でもちょっとキツイかな。


ってことで


『血鬼術が解けるまで私と関わらないで！』


そうキッパリと言い張り、私は屋敷に入った。


後ろから 善逸の 叫び声がするけど 仕方ない


こうでもしないと わたしが 死んでしまう。


いくら中身はそのままでも、あのビジュアルで言い寄られたらなんでも許してしまいそうだ。






そして 今。

関わるなとあれほど言ったはずなのに何故か私の部屋に入り込んできやがった イケイケ善逸。


とりあえず善逸から逃げようと 距離をとる


善逸「ねぇ俺の10年後ってそんなにやばいの！？」


『鏡見ろよ！』


善逸「見たよ！見たけどあんまり変わってないじゃん！」


「髪が伸びたくらいだよ...」

ってアホか！めっちゃ変わってるわ！お前のせいで心臓バックバクだわ！


って言ってやりたいけど あまりのイケメンさにやられて言いたいことも言えない。


不甲斐なし！！！(お気に入り

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