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躰と溶けていく中、見上げて思った事。
あれ.....今日は...5人しかいない。
よくよく考えてみれば、いつも躰が溶けていく
ところまでしか夢を見たことはなかった。
この先...どーなるんだろっ....。
5人がメンバーってとは、やっぱり6人目は.....。
メンバーがいなくなって、どろどろになった俺の躰。
辛うじて残っている背中の羽は、勝手に羽ばたきだして
躰が宙に浮いた。
さっきまで真っ黒だった闇の先に
一つだけ灯りが見えた。
ジンジン、痛む躰は俺の意思を無視して
勝手にその灯りの方へと進んでいく。
藤「嫌だっ....行きたくないっ.....」
あの灯りの向こうへ行ったら、きっと俺は二度と
立ち直れない。
嫌だっ......だめっ....。
‘キャァァァァっっ!!‘
割れんばかりの歓声。
7色の光が暗闇の中で揺らめいて、俺を包んだ。
その暗闇の真ん中に、ポツンと立っている
小さな人影。
藤「......ひろっ....ひろっ....」
愛しい人だった。
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yuri(プロフ) - 遥廻璃さん、こんな怖い夢を見たことがあるんですね…藤北さんたちに置き換えることで結果いちゃついてくれるので、嫌な夢の記憶もどっかに行ってしまいますように…私も実体験のことを藤北さんに置き換えて書いてみようかと思いました。 (2017年12月13日 23時) (レス) id: c775aeb07a (このIDを非表示/違反報告)
宮良戸舞(プロフ) - お久しぶりです!大丈夫ですか?忙しい中で新作を出して頂いてとても嬉しいです。すごく面白いです!無理しない程度に更新頑張って下さい。応援しています! (2017年4月17日 22時) (レス) id: 4fa80bf79e (このIDを非表示/違反報告)
☆たまき☆(プロフ) - 身体は大丈夫ですか?新作、文章も流れる様に綺麗で、惹き込まれました。体調気を付けてください。応援しています。 (2017年4月17日 22時) (レス) id: 6d5e6c7518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥廻璃涼 | 作者ホームページ:http://yaplog.jp/2342876rh/
作成日時:2017年4月17日 22時