魔法？いえいえ呪術です ≪２≫

63話 ページ18

「あ〜っ！？オイテメェ！お前がぶつかってきたせいでパスタの温玉が崩れちまったじゃねえか！」

「おいおいおい〜ぷりぷりの温玉を崩すのはカルボナーラ一番のお楽しみなんだぜ？
どうせ落とし前つけてくれんだよ！」

　

　
　
あ〜、面倒なことになった
てか、こんなテンプレ不良いるんだな
これ以上面倒事は起こしたくないのでなるべく穏便に済ませよ
　
　
　
　

　
『すみません。グリムも悪気があってぶつかったわけじゃないので
許してもらえませんか？』

「謝って済むと思ってんのか？
慰謝料としてお前が取った鶏肉のグリルくらい譲ってもらわないと、釣り合いがとれねぇなぁ」

グリム「ふな"っ！？い、嫌なんだゾ！この肉はオレ様のだ！」

「あ？新入生のくせに先輩に対する態度がなってないんじゃねぇの？あ”ぁ？」

　
　

　
　
俺の胸倉を掴みながらメンチを切る生徒
正直言ってあまり怖くない
喧嘩売るの下手くそか

　
　
　

　

『あの、離してもらえませんか。昼食いたいんで』

「まだ、慰謝料払ってねぇだろうが」

「さっさと払えよ！！」

　
　
　

　
　
自分より下だと思う弱者にだけたかる
これだから雑魚は嫌いなんだ
　
　
　
　
　

　
　
　
『離せって言っただろ。聞こえなかったのか』


「「っ！！！」」


『こちとら穏便に済ませたいんだが、アンタ等がどうしてもってんなら…

　
　

　
　
　
　

　
　

　
　
　
　


　
　
　
　
いいぜ、相手してやるよ』

　
　
　
「「すっ、すみませんでしたああああああああ！！！！！！」」
　
　
　
　
若干、涙目になってる不良生徒二人は謝りながら
凄い勢いで逃げて行った
それはもうピュー！っていう効果音が鳴るくらい早く
　
　
　


　
　


　
『さ、エース、デュース、グリム飯食おうぜ』←

エース「何事もなかったように喋んな！」

『え？』

デュース「A！今のかっこよかった！！！」

『あ、ありがとう…？』

グリム「へん！！口ほどにもねーヤツらなんだゾ！おとといきやがれってんだ！」

『グリム、お前は説教だ』

グリム「え」


　
　
　
　

エース、デュース「「ご愁傷様、グリム」」

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