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1話 ページ3
「おはよう」
「おはよー！」
この子が梨乃。
元気で人懐っこい。
「…今日、レッスンあるから」
「うん！ちゃんと覚えてるよ」
よかった。
「おはよ…あ、Aちんと梨乃ちん」
「なずな、おはよう」
「なずにゃんおはよー！！」
私は3年B組。
梨乃がA組だ。
こんな感じでいつも私は梨乃と一緒にいる。
この子は…実は幼馴染で信用できる人。
家族以外だったら信用できるのは梨乃しかいない。
しかもその家族も今はいないから……………
いつか私もみんなと笑いあえる日が来るのだろうか。
「はよ、嬢ちゃんたち」
「くろー！おはよー！」
「おはよう」
「紅郎ちん、おはよう！」
みんないい人だっていうのは分かってる。
でもこの人たちだって所詮人間。
信じるなんてきっと一生できないだろう。
もしそんなことができる未来があるのなら。
私は変われたのだろうか。
こんな自分から＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：一ノ瀬美音 x他1人 | 作成日時：2019年8月15日 20時
