二度寝したら米花町【名探偵コナン】

地獄を乗り越えたい…*麗華* ページ44

あっ、そうそう。
忘れてた。



本屋さんに来たのは小説もあるが、もっと大事なものを買いに来たんだった。

ということで、スパダリとはここでお別れ。



貴「あのー、私他に参考書を買いたいので今日はこの辺で失礼しまーす…」



私、なんか嘘ついた？
ついてないよね？

本当のこと言ったよね？なのにさ、


なんで腕掴まれてるわけ？ねぇ、なんで？




貴「何か…」


「それまた奇遇ですね。私も参考書を買いに来たんです。最近の講座は分からないことばかりでして…」




オメーが嘘つくんじゃねぇよ！！！

こっち正直に言ったんだよ！？



なのに何講座が難しいから参考書買いたいって！

あんたFBIだろ！！



オメーに参考書なんか必要ねぇよ、バーカ！！



貴「でも大学と高校の参考書って全然違うと思いますが…」



確かに。

また正直なこと言ったかんね？



なのに…




「学校は違えど、参考書を売っているところは同じでしょう。なのでご一緒しませんか？」




どんだけ私を探りてぇんだよ！！





貴「どうしたらいいのか…」


「どうされました？」


貴「何でもありやせん、兄貴……あっ」



あー、またやっちゃった…
ウォッカ出ちゃった…




「それより、参考書のコーナーに行きましょう」


って、腕を思いっきり引っ張られてるんですけど！！

痛い！！ちぎれる！！




「見て！あの人超イケメンじゃない？」


「頭良さそう！」



そうですね。イケメンで頭いいですね。




「でも見て。あの女の子と手繋いでるよ！」


「彼女かな…」



違います。
手は繋いでません。

腕を引っ張られてるんです。



あと彼女じゃありません。こんな奴と付き合いたいとは思いません。

一応、言っておきます。


この人、30過ぎてるFBIです。





まわりのかわいい女子達が、死んだことになってるFBIだと知らずにキャッキャキャッキャ騒ぎ始めました。


当の本人はそんなのお構い無しに私の腕をグイグイ引っ張っていきます。




私は抵抗出来ないんで、引っ張られて彼女と勘違いされまくってます。


何これ？





すると向こうに見覚えのある人影が…



あっ、キッド。

今は黒羽快斗か。


思わずSOS！！




貴「黒羽くん！」


思いっきり手を振りました。

本人は驚いたけど私の状況を瞬時に把握して駆けつけてくれました！


マジかっけー。




「お知り合いですか？」


貴「友達です！」



満面の笑みで答えました！←

うるせぇ！魚ぶつけんぞ！！←*桜坂*→←何　故　居　る( ﾟДﾟ)*桜坂*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す