存在理由【BLEACH】 (ページ36)

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教えてくれたページ36

市「敵の側にいる方法知っとる？」

「味方…ですか？うーん…なんか難しいです」

降参ですとわたしは答えた

市「なんや？知らんの」

「考えたことないです！そんなこと！」

市「まぁ、Aは素直さかい、無理かもね」

「でも知りたいです！」

教えてください！っとお願いしたらしゃあないなぁって答えた

市「まずは相手に認めてもらうことや、自分は他の連中より強いことを証明しなあかん」

「…人を殺しても、ですか？」

市「それは相手の指示によってね、その次がいつも側にいることや」

「付き人みたいですね…」

市「それが己の仇だとしても側におれば相手の行動や考えが読める」

「なるほど…まだあります？」

市「自分の力を隠すことや」

「隠す？」

市「例えば…卍解の能力を相手に伝えるときは嘘を付くんや、そして最後に…」

「真の卍解の能力で殺す…ですか？」

市「正解」

そう言ってわたしの頭を撫でた

市「側にいるとき命令は必ず聞くことと相手に本性を隠す時は表情を出さないで作り笑いをする事や」

「隊長みたいな作り笑い？」

市「こらこら、せっかく教えとるのに」

「はは、すいません」

あの時に教えてくれたことが

まさかこんな形で実行するなんて思わなかった

市丸隊長が教えてくれた様々なことを

そして

隊長はどんな犠牲が出ようとも

実行するだろう…

でも、わたしは…

ｺﾝｺﾝ

ドアの叩く音がした

「A様、藍染様がお呼びです」

「…わかった」

わたしは部屋を出て誓う

(絶対に隊長だけに…背負わせない！)

あなたが教えてくれたこと

わたしは忘れていなかったです