牢獄の中の破面 ページ1
虚夜宮の地下に牢獄がある
虚夜宮の主、藍染に逆らった破面どもを閉じ込めるためのことろ
だが誰も藍染に逆らった奴はいない
いないが…1人の女の破面がその牢獄にいる
彼女は藍染に何もしていない
ただ藍染はいった
"出来損ないの破面"
ただそれだけだった
生まれてすぐに牢獄に入れられ
万が一逃げられないよう足枷をつけて過ごしていた
彼女は思った
"殺して欲しい"
ずっと思っていた
誰にも必要とされないのなら殺して欲しいと
そう思っていた中
1人の破面がやってきた
腹のところに穴があり
水色の髪
端正な顔立ちした不良な破面
その腰の右側には"6"の文字があった
十刃No.6
グリムジョー・ジャガージャックだった
彼女は彼をみて目を開いだかすぐにうつむいた
グ「よお」
彼の声が聞こえだか反応しない
グ「お前が"出来損ない"っていう破面か?」
彼女は思った
"冷やかしするなら早く殺して"と
グ「…俺が拾ってやろうか?」
彼の言葉に驚いて思わず顔をあげた
グ「テメェに拒否権は無ぇ、俺がテメェに飽きたら捨てる、殺してえと思ったら殺す…単なる暇潰しみてぇなもんだ、それでも来るか?」
彼が手を差し伸べた
彼女はその手と彼の顔をみた
彼の顔は言葉とは違ってとても真剣な表情をしていると思った
彼女は思った
"この人なら殺されてもいい"
彼女は彼の手を取った
彼はいった
グ「傍にいろと言えば傍にいろ」
命令だと
彼は彼女についていた足枷を離し抱きしめた
彼女は泣いた
声を上げて泣いた
彼は子供をあやすかの様に彼女の背中をさすった
これがグリムジョーとAの出会い
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悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月27日 22時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サキ | 作成日時:2019年5月3日 22時