第96話 byウィル ページ7
「で?....何されるの、ぼくは?」
地下牢に閉じ込められて3日ほど経ったある日。
敵兵がここに乗り込んできた。
「状況が変わった。今度のパーティで城中が忙しくなり俺達も護衛や何やかんやをせなあかんのだ。だから、今日から地獄の始まりだ」
ニヤニヤしながら話し続ける。どうやら僕を拷問にかけるようだ。まぁ、多少の痛みなら耐えれるだろう。でも、注射は嫌だなぁ。
_______
「では、まず始めに聞く。サンレーム国の情報を言え」
「えっ、やだぁ〜。あっ!でも、1つだけ言えるのは...他の幹部の皆さんは僕にあたりがキツイ」
ふざけてそう言うと思いっきり�を殴られた。
口の中が血の味がする。
�がジーンと熱くなり思わず目を閉じて痛みに耐える。
「ふざけると次はもっと酷い事になる。さぁ、サンレーム国の情報を言え」
さっきから同じ事しか言わねぇじゃんかと心の中で毒付きながら話を右から左へと聞き流す。
その態度に腹が立ったのか髪を掴んで思いっきり床に顔をぶつけられる。
「い、ったぁ...そんなに、怒ってたら体に、悪い、ですよ?」
そう言ってみればまた顔を殴られる。
どんだけ僕の顔が好きなんだよと考えるがそれを口に出すような元気は全くなかった。
我ながら痛みに弱いなぁなんて思いながら敵兵を見上げる。
「オメェ...くそがぁっ」
ナイフを避けるために体をよじればザシュッと髪が切れる。ああ...僕の髪の毛。
「イライラ、してばかりだと...体に悪い、って言ったで、しょ?」
パーティまで後もう少し。頑張らないとなぁ
多分、クロ達はヘンメル国に潜入してくる。
だから、僕が少しでも頑張って足止めをしないと
最悪、全員が死んでしまう。
どうか、神様。僕の大切な人達を
お護りください。
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時空のラテ(プロフ) - 皆様お久しぶりです。ようやく更新です。 (6月10日 14時) (レス) @page46 id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉@低浮上 - 梅雨瑠さん» こちらも…!ありがとうございます! (2020年10月18日 20時) (レス) id: 91c6fa7187 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨瑠 - 更新頑張ってくださいね!←読者 (2020年10月18日 9時) (レス) id: a2731c2f1a (このIDを非表示/違反報告)
らなこな@新しく始めました!(プロフ) - 臨海凛師さん» ふぁ!?読者様からのコメント...!読んでくれてありがとうございます! (2020年10月18日 8時) (レス) id: 6e36cc4795 (このIDを非表示/違反報告)
臨海凛師(プロフ) - 更新頑張ってください(読者) (2020年10月18日 6時) (レス) id: ad2c0a2c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サンレーム国幹部一同 x他3人 | 作者ホームページ:無い。
作成日時:2020年1月10日 22時