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十六話:貴「……太宰さんの部屋って殺風景ですね?」太「ん?そうだねぇ……あ、なら君の好きな物で私の部屋を一杯にすると善いよ!!」貴「エンリョシマス、エイジュウスルキナイデス」 ページ17

そして着いてしまった、彼の部屋

私は部屋の隅でいじけている。

貴「ぐぅ……」

太「いじけないのー!大体、敦君の分で部屋はもう無いんだから。どの道、Aちゃんは誰かの部屋に行くしかないんだよ?」

私の方へ来て、こてりと首を傾げながらそう言う太宰さん
ハァ??そんな事したって可愛くないんですけど???(キレ気味

貴「そうとは限らないでしょう。私の異能力を使えば、他に選択肢があるかもしれないし」

太「良いじゃない。もう私の部屋に入っているのだし」

貴「でもっびゃ」

なおも反論を続けようとしたが、顔面に枕が飛んできて遮られてしまう。
落ちてきた枕をキャッチすると、けらけら笑う太宰さんが視界に入る。

太「びゃ、って。ふふ、可愛いねぇ。ほらほら、もう深夜だよ。子供は寝る時間だよー」

言いながら、てきぱきと布団を敷いていく。
あっという間に布団が二組、並んで敷かれてしまった。

貴「……変なこと、しないですよね」

太「しないしない!するならもっと、親密になってか」
貴「分かりました、ではお休みなさい!」
太「ふふ、本当に連れないねぇ。……お休み、Aちゃん」

……何で、この人は今日会ったばかりの私の名前をそんな優しく呼ぶのだろう

何で、この人は私を見る時、懐かしい人を見るような目で見るのだろう

何で、この人は私の異能力を知ってから、泣きそうな目をしているのだろう

そんな事を考えているうちに、私は眠りについていた。

十七話→←十五話:貴「……ワタシクニキダサンガイイナー」太「えぇ、駄目」貴「何で貴方が決めるんですか??」


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- 終わり!?よければ続きを書いていただきたいです! (8月4日 16時) (レス) @page40 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
アミィ(プロフ) - 続き楽しみです! (2022年11月20日 19時) (レス) @page40 id: c9eebc8f54 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - すごく面白いです! (2020年5月27日 15時) (レス) id: bb617ea598 (このIDを非表示/違反報告)
柊まふ(プロフ) - 面白いです!続きが気になります! (2019年6月25日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 国木田さん大好きなんでオチ希望です! 続編全裸待機 (2019年5月5日 1時) (レス) id: b54d609d72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宮野 x他1人 | 作成日時:2017年2月16日 16時

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