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光への距離が60cm ページ30

火神side

青峰が撃たれて倒れた
俺は、その言葉が信じられなかった
あの青峰が撃たれて倒れた?
頭が追いつかないまま
葵を車に乗せ病院へ向かう

そして、警察や医者の話を聞いて
金が必要なことだけは分かった

貴「2億4千万円……
働いて貯めるとしてもそんな時間が無い
でも、このままじゃ……」

家に帰って
葵は、ずっとこのままで
一人でブツブツと独り言を言う

俺は、心配になり
葵の肩に手をのせる
すると、葵の体がビクッ、と跳ね上がる

貴「あ、……大我
あのさ、大我はお金出さなくていいよ」

火「はぁ、!?何言ってんだよ!」

貴「だって、大我には
大我の家庭がこれから出来るかもしれないだろ
ここで使うとこの先大変だと思う」

これから俺の家庭が出来るかもしれない
確かにその考えは一理ある
それだとしてもだ……

火「そんなこと気にしてられっかよ!
金なんて気にすんな!
また働けばいいんだよ!」

俺は、強がりながら
そう答えるが
ここで全額を出したとしても
足りないということは、分かっている
多分、葵も理解している

火「でも、どうすりゃ……」

頭を抱えていると
葵が覚悟を決めたかのように
立ち上がって
どこかへと出ていった

火「葵!?」

俺は、驚いて
葵の後ろをついて行った
その場所は葵の家だった
海峰財閥の屋敷だ

すると、葵は
インターホンを鳴らし
中なら父親らしき人がでてきた

父「何だ。この間の結末をコケにしに来たのか?
なら、私は、忙しいんだ。それともなんだ?
うちに戻して欲しいとでも言うのか?」

すると、葵は
両膝をついて
頭を下げて土下座する

貴「……お金を貸してください」

声を震わせながら
葵は、頭を下げ続ける

葵の親父は
驚いた表情を見せたが黒笑を見せて
葵の頭に足を乗せる

父「あの青峰という男に捨てられたのか?
いいざまではないかお金?
貴様に貸す金など
ここには、一文もないな」

その言葉と同時に
葵の頭を蹴り飛ばし
反対の塀で葵は、頭を打ち血が流れる

俺は、危険な予感をし
葵に駆け寄った

父「おやおや、これは
火神さんではございませんか
青峰の次には火神というわけか
そーゆー所、誰に似たんだがな」

火「実の娘が親父にまで
頭を下げているというのに
何も感じねぇのかよ!」

父「さぁ、どうだろうな
僕の言葉を聞かなかった
葵に問題があるんじゃないのか?」

高笑いを響き渡らせ
屋敷の中へと葵の親父は入っていった

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設定タグ:黒子のバスケ , 青峰大輝 , 火神大我   
作品ジャンル:恋愛
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Sirius(プロフ) - Chikakoさん» コメントありがとうございます!。こんばんは!そう言ってくれるだけで本当に心の支えです(;_;)。不定期だしゆっくりかもしれませんが、どうぞこれからもよろしくお願いします!。温かいコメント本当にありがとうございました!!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - おはようございます!ゆっくりでもいいので頑張って完結まで書いて下さいね!楽しみにしています (2019年1月28日 6時) (レス) id: 1444114a71 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 青峰君は最強ですさん» 青峰君は最強ですさん!。いつも続編や新作を作っては、真っ先に飛んできてくれて本当に感謝です!。ありがとうございます!(><)。そう言って頂けるだけで本当に嬉しいです!。ゆっくりなペースかも知れませんが、更新頑張っていきたいと思います!待っててくださいね (2018年10月5日 23時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
青峰君は最強です - 続編がキタ!嬉しい限りです!部活や就職活動などで忙しいかも知れませんが、無理をせずにSiriusさんのスピードで更新を頑張ってください!。これからの海峰財閥をきちんと見届けます!!応援しています!! (2018年10月5日 23時) (レス) id: 5c1bf4a078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sirius | 作成日時:2018年10月5日 23時

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