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光への距離が59cm ページ29

背中を撃たれた…
多分、小型銃だから
そこまでそこまで深くはないだろう
いや、そうだと信じたい

警「本当にすみません
押さえつけながらも
犯人に行動をさせてしまい……」

貴「頭を上げてください」

私の言葉で
警察の方々は、頭を上げて涙を拭う

医「では、ここから先は
私が話しますね」

医者の方へと目線を向け
後ろの看護師さんが俯き始める

医「最初は、小型銃なので
そこまで深くはないと思っていました
なので、すぐにでも
治療をしようと思い、手術室へと向かいました」

貴「助かったんじゃないんですか?
酸素呼吸器を使って安静にしているんじゃ……」

医「それが、今の状況の青峰さんには
私たちの技術では難しく
申し訳ないですが鉛玉すら
取り出すことが出来ません」

火「小型銃だろ?……ですか?」

私も大我と同じことを考えていた
小型銃なのに、鉛玉が取れないなんて
そんなことがあるのか?

医「それが、殺人犯は
かなり凄腕のようで手錠にかけながらも
心臓を狙い撃ったのでしょう
ですが、奇跡的に急所を外れて
心臓に近い部分に埋まっています」

普通、安心する話なのかもしれないが
……それでも恐ろしい話だ
もし、殺人犯に手錠が
かけられていなかったら
確実に急所を狙われて……即死という事だ

貴「それじゃあ、どうすれば……」

医「ここより、都内の方にある
病院に向かえば
多分、治すことは出来るでしょう」

火「それじゃあ、青峰は助かんだな!」

大我は安心し
ニカッ、と笑みが戻ってくる
私もそれに釣られて、口角が上がった

医「……ここからが重要なんです
治療費が莫大な金額になります
心臓部分に近い部分ですから
それなりの額があります」

貴「もし、保険に入っていた
としてもいくらですか?」

医「……ざっと見ても
2億4千万は超えるでしょう」

火・貴「2億4千万!?」

そんな……貯金ですから足りない
というか、全然足りない
でも、このままじゃ青峰さんが…

火「……葵。青峰の貯金いくらある?」

貴「ざっと数えて8000万」

火「……足しても1億7000万か」

医「とにかく、時間がありません
最低でも1週間内に
治療しなければ血流が悪くなり
命を落とすことになります」

私達は、医者達に紹介された
医者の名前を書かれた紙を握りしめ
家へと帰っていく

そして、隅から隅まで
使えるお金を出した
それでも、足りなかった

貴「……青峰さん」

絶対、死なせない!
絶対、殺させない!
絶対、助けてみせる!

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設定タグ:黒子のバスケ , 青峰大輝 , 火神大我   
作品ジャンル:恋愛
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Sirius(プロフ) - Chikakoさん» コメントありがとうございます!。こんばんは!そう言ってくれるだけで本当に心の支えです(;_;)。不定期だしゆっくりかもしれませんが、どうぞこれからもよろしくお願いします!。温かいコメント本当にありがとうございました!!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - おはようございます!ゆっくりでもいいので頑張って完結まで書いて下さいね!楽しみにしています (2019年1月28日 6時) (レス) id: 1444114a71 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 青峰君は最強ですさん» 青峰君は最強ですさん!。いつも続編や新作を作っては、真っ先に飛んできてくれて本当に感謝です!。ありがとうございます!(><)。そう言って頂けるだけで本当に嬉しいです!。ゆっくりなペースかも知れませんが、更新頑張っていきたいと思います!待っててくださいね (2018年10月5日 23時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
青峰君は最強です - 続編がキタ!嬉しい限りです!部活や就職活動などで忙しいかも知れませんが、無理をせずにSiriusさんのスピードで更新を頑張ってください!。これからの海峰財閥をきちんと見届けます!!応援しています!! (2018年10月5日 23時) (レス) id: 5c1bf4a078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sirius | 作成日時:2018年10月5日 23時

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