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光への距離が57cm ページ27

貴「しばらく
帰って来れない?」

私は、目を丸くして
青峰さんの顔を見る

青「悪ぃな。最近、
殺人事件が多いんだとよ
だから、これからも
こーゆー事が増えるかもしれねー」

貴「……そっか」

ということは、
一人で留守番ってことになるのか
別に慣れてるけどなんかなぁ……

すると、青峰さんが
私の顔をじっと見つめる

青「出来るだけすぐに帰って来れるようにする
俺がいない間は、火神に頼んでっから
まぁ、飯でも作ってやっててくれ」

ニカッ、と笑い
青峰さんは私に手を振り背中を向ける

その瞬間、私の胸の奥底がざわついた
何か、嫌な予感がする
その言葉が私の脳を埋め尽くす

貴「青峰さん!」

私は、ドアを開けて
外へと出ると
青峰さんが驚いた顔で私を見ていた

咄嗟に出たけど
別になんもねぇのに…私、何してんだ?

すると、青峰さんの
手が私の方へと飛んできて
私をギュッ、と抱きしめて頭を撫でる

青「んだよ。そんなに俺と
離れるのが寂しくなってんのか?
随分、可愛らしいことしてくれんじゃねーか」

はは、と声を上げて笑う青峰さんに
私は、怒りを覚え軽く腹パンする

いって、と笑いながらも
小さく呟いた青峰さんは
腹を抱えながら、まだ笑っている

貴「お前なんかいなくても平気だっての!
寂しくなんてねぇよ!てか、早く行けよ!」

照れ隠しに程があるほど
言葉遣いも荒くなり
青峰さんは、それをわかったのか
ニヤニヤ、しながら
へーへー、と言い歩いて行った

貴「ほんと、最近
私、どうしちまったんだ?」

私は、頭を抱えて
一晩考えていて
次の日の夜、大我が来た

火「やっぱり、美味いな」

貴「そりゃどうも」

笑いながら二人でゆっくりと
ご飯を食べていると一本の電話が入った
その電話に大我が出る

火「はい。青峰ですが?
……は?、何、、今から向う…です!」

すると、火神は
急いで着替え始めた

火「葵。早く準備しろ!」

大我の切羽詰まった表情を見て
私も急がなきゃいけないことは察し
服を着替え始める

そして、大我の車へと乗り込み
車に揺られるがまま
どこ行くかは分からずにただひたすら走った

どこへ行くか、と
大我に聞こうと思ったが
大我の表情的にそれどころの話ではなかった

火「着いたぞ。降りろ」

貴「……ここって」

私の目の前にあった建物は病院
そして、中に入ると
看護師の人に案内された

案内された場所には
私の理解できない状況だった
そこには、酸素呼吸器を付けて
横たわっている青峰さんがいた

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設定タグ:黒子のバスケ , 青峰大輝 , 火神大我   
作品ジャンル:恋愛
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Sirius(プロフ) - Chikakoさん» コメントありがとうございます!。こんばんは!そう言ってくれるだけで本当に心の支えです(;_;)。不定期だしゆっくりかもしれませんが、どうぞこれからもよろしくお願いします!。温かいコメント本当にありがとうございました!!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - おはようございます!ゆっくりでもいいので頑張って完結まで書いて下さいね!楽しみにしています (2019年1月28日 6時) (レス) id: 1444114a71 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 青峰君は最強ですさん» 青峰君は最強ですさん!。いつも続編や新作を作っては、真っ先に飛んできてくれて本当に感謝です!。ありがとうございます!(><)。そう言って頂けるだけで本当に嬉しいです!。ゆっくりなペースかも知れませんが、更新頑張っていきたいと思います!待っててくださいね (2018年10月5日 23時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
青峰君は最強です - 続編がキタ!嬉しい限りです!部活や就職活動などで忙しいかも知れませんが、無理をせずにSiriusさんのスピードで更新を頑張ってください!。これからの海峰財閥をきちんと見届けます!!応援しています!! (2018年10月5日 23時) (レス) id: 5c1bf4a078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sirius | 作成日時:2018年10月5日 23時

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