私にとって貴方は光２【青峰大輝】

光への距離が４１cm ページ11

貴「真田幸也と
スポーツ勝負することになった」

真田幸也とクソ親父と
別れたあと、跡をつけられていないことを
確認しながら、青峰さんの家に辿り着いた
そして、今まであったこと全てを話した

青・火「真田幸也とスポーツ勝負！？」

私がそう言った瞬間
恐ろしいって顔に書いてあるくらい
驚いて、青峰さん達は声を張り上げた

貴「そんな驚くことじゃねーだろ
だって、私だってスポーツ得意だぞ？
勝てる要因なんていくらでも…」

火「馬鹿か！。相手は、真田幸也だぞ！
お前、テレビ見てねーのか？！」

貴「青峰さんと出会う前は
野宿ばっかりだったから見れねーし
出会っても特にどーでもよかったしな」

青「……真田幸也
この世代で唯一の天才
全てにおいて賞を残している…」

貴「は？……」

私が、拍子抜けの声を出すと
二人ともでかいため息をつく

貴「そんな奴に勝ち目あんのかよ…」

青「まぁ、受けちまった以上
背に腹は変えられねーからな……
とにかく、お前選ぶ競技はなんだよ」

貴・火「バスケ」

私が言う言葉に大我が被せてきて
哀れみの目で私を見てきた

火「だと思ったぜ
お前、それ以外なんか出来んのか？」

貴「他のスポーツは
人よりかは……できるって感じだ
でも、賞なんて取れるレベルじゃねーな」

私は、立ち上がり
青峰さんのパソコンを開いて
真田幸也と検索をかける

書かれていたのは
さっき青峰さんが言っていた通り
唯一の天才、勉学、スポーツの賞などが
ズラーと並んでいた

貴「あ！？」

私は、それを見て閃いた
この中で賞を取っていない
競技を選べば、私にも勝ち目あるんじゃないか？

青「ん、なんか
葵の考えてることが
わかった気がしたわー」

火「奇遇だな。俺もだ」

このパソコンの中に
書かれていないのは、
……野球…サッカー…バドミントンなど
大体、団体競技のスポーツだな

この中で、得意といえば
野球は、力的にも負ける
サッカー……PK戦ならいけるかもな
他のスポーツは…小さい頃やってたけど

貴「よし、決めた！
私、残りの二つのスポーツは、
バドミントンとバレーにする！」

この二つなら
大悟と小さい頃やってたし
球技系やラケットを使う競技なんて
経験を積み重ねー限り難しいしな

青「決めたのは、いいけどよ
誰が、その相手をしてくれんだよ
俺ら、バスケ以外できる自信ねーぞ」

…そうだよな
どうするか？、競技を変えてみるか？

青・火「あー！！」

すると、青峰さんと
火神が目線を合わせて叫び出した

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