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気持ち ページ29
大野side
好きって気付いたら
もう気持ちは止めらんなくって
現場でもずっと見てた
気付いたら目が追ってて
考えるのもAばっか
ふと
そーいえばあんま知らねぇわ
ってなっていきなり声掛けた
来週とか急に言ったけど
たまたま向こうも休みで
幼い頃よく行った
吉祥寺にある井の頭公園に誘った
あそこは昔から行ってて
考え事するにはもってこいの場所
でも一般の人も居るから
今はあんま行けてない
こんな場所に嵐の６人うち
２人が行ってバレないか？
と緊張してたけど
案外、そーでもなくて
マスクして歩いても誰も気付かなかった
やっぱさ、
相手の事を知るには
まずは自分からだと思ったから
昔から行ってた場所に
Aを連れて行きたかった
着いたのはいいけど
なんかな〜
歯切れ悪いんだよな〜
公園がダメなのか？
そんな事を気にしつつ
知ってもらいたさに自分の話ばかりしてた
聞いてるAは
相槌打ったり、途切れ途切れになったりで
あんま伝わってない感じがした
これ、ダメかも、、、
半ば諦め気味に
Aを置いて歩き出した
きっと俺だけが好きで
Aはメンバー以上には思えないんだろうな
と思ったから
車に乗り込み
何故か、怒られた
答えを聞かなくてもいいのか？
確かに、聞きたいよ
でもさ、乗り気じゃないじゃん
俺が話してるのに、楽しそうじゃない
そう考えてると
ふと、手を重ねられた
えっ、、、、、
片手にハンドル持ってんだよな？
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作者名：帝
| 作成日時：2021年1月5日 17時
