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6-2話 ページ24
「織が居ないとなんか張り合いないな…」
「織はもう戻って来ないのでしょうか？」
2人の質問にさあねと答える隠神さん。
「まあよかったじゃないの。仕事より大切なものができて。寂しいのか？」
「いいえ」
『ぶふっ』
夏羽くんの下手な笑い方に吹き出してしまう。
「うおっ、汚ーぞ」
渡されたティッシュを使っていれば後ろからおい！と声がした。
「勝手にクビにすんじゃねーよ！」
「織！」
顔を上げれば織が立っていた。2人が立ち上がり織に近づく。
「お前が両親に会えるまでここは死んでも辞めねーよ」
「ああ」
織と夏羽くんが拳を合わせてその横であきちゃんが手をあげて喜ぶ。
そんな姿を見て自然と笑みが溢れたのだが、話、終わったー？と突然現れた少女に驚いて笑顔はすぐに引っ込んだ。
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作者名：魅館2 | 作成日時：2021年2月7日 14時
