23話 ページ25
*
隼は満月を見ていた。
霜月「…Aが恋、か…。
出来れば始とくっついて欲しかったけど…。
本人の意思を尊重するのも大切、かな?」
窓に手を添え、満月を隠す。
霜月「嬉しい、と思う反面寂しくも思う。
大切な妹が、見ず知らずの男に取られるなんて…。
僕が奪っちゃおうかな?」
?「嫌われるだけだぞ」
霜月「おや、始。
今はもう、夢の中だと思っていたよ」
睦月「嘘をつくな。
俺が来ることも知っていたんだろ?」
霜月「…さぁて、どうかな?
ただ、僕は…妹を守りたいだけだよ」
睦月「お前のA愛は変わらないな」
霜月「もちろん、始の事も愛してるよ?」
睦月「はいはい」
霜月「…けどね、あの子は特別なんだよ。
魔王様である僕も魅了させるんだ。
他の人が惚れるのも分かる気がするよ」
隼は窓から手を離し、窓に背をつける。
始も窓に寄りかかる。
睦月「…でも、応援するんだろ?」
霜月「当たり前だよ。
大切な人には、幸せになって貰いたいからね」
隼は目を閉じ、思い出す。
幼いAとの思い出を。
まだ、幼い、と思っていた妹が当然アイドルになる、と言った時のことを。
霜月「(運命はあの時から動き出した。
これは過去の僕の失態、と言えるね)
…ねぇ、始」
睦月「なんだ?」
霜月「…Aは幸せになるよ。
迷い悩み続け、2人の女性の力により1歩を踏み出した美しい歌声の星の王子様と」
睦月「…そうか」
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Iuna(プロフ) - Aster.さん» ありがとう!これからも頑張るで(*´▽`*) (2019年7月4日 6時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Aster.(プロフ) - 完結おめでとう!これからもファイトやで(*´ω`*) (2019年7月4日 1時) (レス) id: 2abe5b8ef1 (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - さらさん» 長らく返させてなくて、すみません!!!こちらこそ、リクエストありがとうございます!!やはり、様々な事をするのは大切だな、と改めて感じれました!これからも更新、頑張ります! (2019年4月27日 21時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
Iuna(プロフ) - 篝月さん» あぁ!本当ですね!教えて下さり、ありがとうございます!! (2019年4月27日 21時) (レス) id: 1960f5595d (このIDを非表示/違反報告)
篝月(プロフ) - こんばんは。主人公ちゃんのセリフで「私が帰るころ」の漢字が変えるになっていました。突然の指摘申し訳ございません。 (2019年4月27日 21時) (レス) id: 7982b0814b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Iuna | 作成日時:2019年3月21日 4時