11月さんの妹もアイドルで、シャイニング事務所所属です【うたプリ×ツキウタ。】

12話 ページ14

七海 春歌 side



一ノ瀬さんと話をしていた、美しい声のかた、霜月Aさん。


先輩方に聞くと、先輩方の先輩、らしいです。


透明感のある声でしたが、不思議な魅力も感じました。


なんとも不思議な女性です。


私もテレビで霜月さんの事は知っていましたが…霜月さんは普段、影などで顔を隠される事が多く、雑誌のも、顔が半分隠れているのが多い。


その雑誌の霜月さんの質問コーナーのところに書いてあったのは、秘密、と書いてあった。



七海「不思議な方です…」



『ふふっ、そうかな？』



七海「え！？」



声が聞こえ、後ろを見ると…霜月さんが立っていた。



七海「あ、あぁあ、の…えっと…わ、私はST RISHの作曲家の、七海春歌です！」



『まあ、ご丁寧にどうも。

私は霜月Aです。

どうぞ、よろしく、作曲家さん』



七海「あ、あの…さ、いんとか、貰えませんか？」



『サイン？』



霜月さんは首を傾げた。


それだけでも、美しい！



七海「私、その、霜月さんのファンでして…それで…」



『…ふふっ、私はてっきり貴女はHAYATOのファンだと思っていたけれど…違うのね』



七海「あ、いえ！

HAYATO様もファンです！

あ、その、霜月さんもファンでして…あ、とえっと…」



『ふふっ、からかってごめんなさいね。

冗談よ。

サインはお部屋に帰ってから堪能してね？』



そう言い霜月さんは私の前から去って行った。


と、言うかサインはお部屋に帰ってから堪能してね？、はいったい…。


まだ、サインは貰ってない気が…。




·




部屋に戻った七海は、自分の持っていたノートにAのサインが書かれていて、感動したとか、しなかったとか。

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