8話 ページ8
慌てて立ち上がったから上の段のベッドに頭を思いっきり打ち付けた。
「ぐぁ!いったぁ・・・。は、い。ピーターです。」
«あの、え、ピーター?ピーター・パーカー?»
「そうだけど、君は?」
わざとらしい?
いや自然にできてるよね?
戸惑った様子のAに、出来るだけ優しく質問する。
«ごめんなさい。A・ロマノフです。さっきスパイダーマンがここに電話したら力になってくれるって・・・»
「もちろん!話は聞いてるよ?家が爆発で吹き飛んだって。怪我はなかった?」
«知って・・・あぁ、スパイダーマンと知り合いなんだよね?ありがとう、酷い怪我は今のところないと思うわ。»
疲れ切ったようなAの声。
酷い怪我がなかったなら良かった・・・って足怪我してなかったけ?
他は打撲程度だと思うけど・・・。
「あー、今日は僕の家においでよ。」
«あなたの家に?悪いわ・・・»
「おばさんと2人だし、許可は貰ってるよ。確かそのマンションって僕の家から近いんだ、迎えに行くよ。待ってて?」
«・・・ありがとう。»
電話を切るとサイレントにガッツポーズをした。
誰に見られるわけじゃないけど、恥ずかしくなって顔を隠してみる。
ってそんな場合じゃないや!
慌てて身なりを整えて、念のために下にはスパイダースーツを着て、部屋のドアノブに手をかけた。
「おばさん!迎えに行ってくるよ!」
「え、ええ気をつけてね。」
1人増えるのことになっちゃったから、料理を1品追加してくれてるメイおばさんに声をかけて、小走りで玄関を出る。
あの爆発があったマンションまでは15分くらい。
多分カレンが聞いてたら17分です。とか言うところだよね。あはは。
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ayame(プロフ) - ピさん» やっぱりです!笑 ですが何やら複雑そうな予感です! (2019年7月28日 7時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ピ - やっぱり!ナター○○だったーー!!ネッド大丈夫か!? (2019年7月27日 19時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 岡Pさん» ありがとうございます!初々しさが出せていたら嬉しいです。なかなかまとめて更新できませんが、1話ずつでも頑張ります! (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ピリルさん» 初めまして!そうですよね、ロマノフと名乗っている以上そう思いますよね!続きをぜひお楽しみして頂けたら嬉しいです! (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
岡P(プロフ) - とても面白かったです。初々しいピーターが、可愛くて続きが楽しみです。更新心待ちにしています。 (2019年7月26日 0時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayame | 作成日時:2019年6月24日 7時