22話 ページ22
｢ピーターピーター！P、P、P！！｣
｢どうしたのネッド？｣
｢あの教育実習生、聞いたか？俺達のクラブに入るらしい。なんでも高校生の時に国際数学オリンピックで1位になった経験があって、そのオリンピックで審査員を務めたこともあるらしいぜ！！｣
｢本当に？そりゃすごいや。｣
放課後の廊下で、興奮気味に話しかけてきたネッド。
なんでこんなに興奮してるかって？
それは、今日から１ヶ月だけ実習に来た先生がすごかったから。
顔は整ってて、ブラウンの髪を綺麗に整えてて、スーツは実習生っぽく紺色なのに、それすら格好よく着こなす長身のイタリア人。
ここまでで、僕のクラスの女子(あー、MJとA以外は)物凄い騒いでた。
名前は確かパオロ･コンティ先生。
｢やぁ、えーっとテッドとピーカー？｣
｢先生！残念。俺がネッド。で、こっちはピーターだ。｣
後ろから声がして振り返ると、パオロ･コンティ先生その人が、たくさんの教科書を持って立っていた。
｢惜しかったな。ネッドにはさっきも話を聞いてたのに･･･ごめん。クラブに行きたいんだ。確か君たちも一緒だったよね？ついて行ってもいいかい？｣
｢もちろん勿論！いいよな！ピーター！！｣
｢え！？えぇ大丈夫です。｣
｢ありがとう、助かるよ。｣
ニッコリ笑った顔は、イケメン過ぎてかなりの破壊力。僕達より少し離れたところにいた女子が、それにやられて倒れてた。
｢ところでピーター、君！あのスパイダーマンと友達って本当かい！？｣
先生の期待した目が僕に向いた。
この話をついつい喋ってしまう人を僕は1人だけ知ってる。
眉を寄せてそちらを見ると、両手を合わせて謝るジェスチャーをしてるネッドがいた。
｢ええ、そうです。スタークさんの会社でインターンをしてて、たまに会うんです。でもこれは！いつも言うけど！！極秘事項だって！！！｣
｢凄いな！今度僕も会ってみたいよ･･･｣
未だに手を合わせてるネッドと、期待に目を輝かせたパオロ先生。
僕からはため息が出るだけだ。
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ayame(プロフ) - ピさん» やっぱりです！笑 ですが何やら複雑そうな予感です！ (2019年7月28日 7時) (
レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ピ - やっぱり！ナター○○だったーー！！ネッド大丈夫か！？ (2019年7月27日 19時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 岡Ｐさん» ありがとうございます！初々しさが出せていたら嬉しいです。なかなかまとめて更新できませんが、1話ずつでも頑張ります！ (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ピリルさん» 初めまして！そうですよね、ロマノフと名乗っている以上そう思いますよね！続きをぜひお楽しみして頂けたら嬉しいです！ (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - とても面白かったです。初々しいピーターが、可愛くて続きが楽しみです。更新心待ちにしています。 (2019年7月26日 0時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayame | 作成日時：2019年6月24日 7時
