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2話 ページ2

けど始まれば気になるのは時間。


時計を見て考える、次の化学の授業じゃ蜘蛛の糸を作っておきたい。

1人に・・・と思ったら隣に座ったのは、Aだ。


「・・・えーっと僕の隣でいいの?」
「ええ、あなたの隣の方がいいわ。まだ他のみんなとはちゃんと話せてないの。」
「あぁ、だよね。」


仕方ない、バレないようにどうにか作ろう。

彼女が書き物や教科書を見ている隙に、引き出しの中で蜘蛛の糸を作る。

バレませんように・・・


「ねぇ?大丈夫?」
「えっ!えぇ!?何が?!」
「ふふっ、何か隠してる。でしょ?」
「そんな、そんな事ないよ!うん平気だよ。」


蜘蛛の糸は出来たし、授業の終わりに瓶に詰めれば大丈夫。

慌てて引き出しを閉めて、“あはは・・・”と笑い返した。


「ふーん?変な事聞いてごめんなさい。」
「いやいや全然!気にしないで本当!・・・わぁお!君・・・この授業についていけるなんて凄いね!フラッシュなんてよく間違えて・・・ん゛ん゛!!」
「ふふっありがとう。」
「どこの学校から転校してきたの?あ、ほら、自己紹介で言ってなかったから。」
「うーん・・・そうね。でもあまり言いたくない話だから。ごめんなさい。」


そう言って黒板を見つめる彼女は、なんだか寂しそうな顔をしてた。

言いたくないなら無理には聞かない。


何か抱えたレディには、しつこくするもんじゃないってメイおばさんも言ってた。
いい男らしくしないとね。

なんて。



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ayame(プロフ) - ピさん» やっぱりです!笑 ですが何やら複雑そうな予感です! (2019年7月28日 7時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
- やっぱり!ナター○○だったーー!!ネッド大丈夫か!? (2019年7月27日 19時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - 岡Pさん» ありがとうございます!初々しさが出せていたら嬉しいです。なかなかまとめて更新できませんが、1話ずつでも頑張ります! (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
ayame(プロフ) - ピリルさん» 初めまして!そうですよね、ロマノフと名乗っている以上そう思いますよね!続きをぜひお楽しみして頂けたら嬉しいです! (2019年7月26日 21時) (レス) id: a7af91969e (このIDを非表示/違反報告)
岡P(プロフ) - とても面白かったです。初々しいピーターが、可愛くて続きが楽しみです。更新心待ちにしています。 (2019年7月26日 0時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayame | 作成日時:2019年6月24日 7時

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