81話 ページ33
『ありがt・・・「Aさんか!?」え?あ、お義父さん?』
お礼を伝えようとした言葉は、名前を呼ばれたことでかき消されてしまった。
呼ばれた方を見ると、道路を挟んだ歩道から手を振る、尚之のお義父さま
すぐ近くの横断歩道を渡ってこちらまで走ってきてくれた。
少し遠くで息を整えて、私達に向き直った。
杏寿郎さんがほんの少し私より前に出た。
尚志「Aさん!!!」
『あ、お久しぶりで、「Aさん!!君を探していたんだ!離婚したなんて嘘だろう、ね?私はこの間知ったんだ!!あんなに、仲良くやっていたんだろう!?違うかい?」お義父さん・・・ごめんなさい。』
尚志「・・・っつ!!帰ろう!帰るんだAさん!冷静になって尚之と話をしたらいい!大丈夫だ!何が原因かは知らないが、仲直り出来るさ!」
『いえ、原因は・・・それにもう!無r「いいんだ!無理するんじゃない!悪いが君、Aさんの友達かい?彼女は連れて帰る、燈寿郎も後で迎えに来よう。さぁ避けてくれ。避けるんだ!」
いつの間にか繋いでいた手は離れていて、杏寿郎さんが腕を伸ばして、私に近づこうとするお義父さんを止めてくれているけど・・・私も頭が追いつかない。
やっぱりお義父さんは何も知らなかった。
優しくて親切な人ではあったけど、
・・・そう、いつも・・・何も知らない。
杏寿郎「すまないが、避ける訳には行かない。」
尚志「な、何を言ってる!君は誰だ!!さっきから邪魔をしないでくれないか!!」
杏寿郎「俺は煉獄 杏寿郎。彼女の、Aさんの婚約者だ!!!」
尚志「・・・婚約者?Aさん!それは本当なのか!?」
杏寿郎さんの背中に隠れて、キュッとスーツを握り締めた。
お義父さんを止めている腕とは反対の方を後ろに回して、私の体に手を添えてくれてる。
こういう所が、杏寿郎さんの素敵な所だと思います。
杏寿郎「申し訳ないが、離婚して2年程経っているのにこの間知ったというのは、如何なものか。何故彼女の話を聞かないのか!!暴力を振るい、生活に必要な金銭を持っていくような行為をしている貴方の息子に!!何故理由を聞かないのか!!!到底理解出来ない!!」
背中からでは、杏寿郎さんの表情が全く分からないけど、醸し出す空気が怒っていると言っている。
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ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時