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79話 side 煉獄 杏寿郎 ページ31

慎寿郎「お前達は朝から何をしてるんだ。」

杏寿郎「Aさんの名前が如何に素敵かを伝えていました!」

慎寿郎「馬鹿正直に答えるな!!!」

杏寿郎「っよもや!!!」

慎寿郎「少しは場をわきまえろ。」



朝食の席。
Aさんは俺の隣で未だに顔を赤くして、俯いている。

うむ、そんな君も愛らしい!!

向かいに座る呆れ顔の父上と、「あなたも同じでしたよ。」とお決まりの台詞を淡々と言う母上。

Aさんの隣の燈寿郎と千寿郎は特段気にした様子もなく、既に朝食を食べているところで、千寿郎が燈寿郎の口元を布巾で拭っている。


千寿郎「義姉上?ご飯は食べたくありませんでした?」

『え!?いえ!!いただきます!あの、千寿郎くん?義姉上って・・・』

千寿郎「名前で呼んでいたので!僕嬉しいです!だってAさんが義姉上になるんですよね?ね?燈寿郎くん!!」

燈寿郎「ママとパパは なかよしだね〜!!」

『〜〜〜っ!!!』


2人からの、衝撃的な発言で、Aさんはそれはもう茹でダコのようになり、こちらへ倒れ込んでくる。

右腕を痛めないように注意しながら抱きとめた。



杏寿郎「Aさん、息をするんだ!」

『はっ!!ハァ、ハァ・・・見ました?杏寿郎さん、可愛すぎます!!!!!』



俺がパパと呼ばれていた事よりも、千寿郎と燈寿郎の可愛さにやられたらしい。

確かに気持ちは分かる。

アレは可愛い。


しかし、この腕に抱かれる彼女も相当可愛らしいと思う。


先程まで名前を呼び合っていたのを千寿郎と燈寿郎に見られ、それを父上に咎められている間、あんなに恥ずかしそうに顔を赤らめて俺の方を見もしなかったのに。


よもや!俺は意識されていないのでは!?


その考えに至ると、己の欲がムクムクと大きくなる。

あぁ・・・困った。
倒れない様にと抱いた肩を引き寄せて、彼女の柔らかな髪にそっと顔を寄せて、隙間から覗く可愛らしい耳をハムっと唇で挟んで、離した。



『んァっ・・・!!きょ、杏寿郎さん!?』

杏寿郎「ハハッ君は本当に可愛らしい。」

『んんっ!!!』

慎寿郎「瑠火!アレは!?アレは俺と同じか!?」



抗議の声を上げる父上の顔も幾分か赤い。

千寿郎と燈寿郎は本当に気にせず食事を終えて、食器を下げている。

母上はそちらの方を気にかけて、一緒に台所へと消えてしまったので父上の声は虚しく響いた。



杏寿郎「さぁご飯が冷めてしまったな!いただいてしまおう!!」


うむ、愉快だ!

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ayame(プロフ) - 結さん» こんばんわ、前回のコメント消してしまいすみません。千寿郎くん直し、『揺れ動き輝く髪』はこれで合っています。会社から仕事に変更してみました!校閲いつもありがとうございます! (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4f859fede8 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントですみません。 この物語では煉獄さんって学校の先生ですよね? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 52話のここの台詞 『煉獄さん、保育園の送迎に付き合ってもらうなんて・・・会社に遅れてしまいません?』 これ正しくは学校にではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page3 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 51話のここの部分 煉獄さん、千寿郎さんの稽古を見学した後 ここだけ何故千寿郎さん呼びなんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) @page2 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは揺れ動く輝く髪と、ではないんでしょうか? (2021年12月27日 18時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayame | 作成日時:2021年11月9日 20時

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